「通訳」「歌手」「理髪師」も! くさび形文字から読み取ってわかった、紀元前からあった職業 (2/3ページ)
1.エンシ
2.サンガ職
4.監督官
6.ヌバンダ職
7.将軍
8.小姓
9.大スッカル職
11.通訳
13.料理人
16.外科医
17.ニムルギ職
18.大工
19.銅工
22.革なめし
24.印章彫師
25.宝石細工師
26.鍛冶屋
27.歌手
28.蛇使い
32.縮充(縮絨)工
33.漂白人
34.藺草(いぐさ)のマットづくり
40.陶工
45.漁師
48.理髪師
49.執事
53.女奴隷
54.男奴隷
86.船乗り
87.商人
91.校長
117.祓魔師(ふつまし)
132.庭師
(『文明の誕生 -メソポタミア、ローマ、そして日本へ』P.36より引用)
*……番号は研究者が便宜的に付けたもの。また、本では番号は漢数字表記であるのを筆者がアラビア数字に直しています。
1の「エンシ」は王様のことで、王様からずらっと220の職業が並んでいるのです(上記はその中からのピックアップです)。小林先生によれば、
2.サンガ職 ⇒ 神殿の最高行政官
6.ヌバンダ職 ⇒ 組織運営の実際の責任者
スッカル職 ⇒ 高位だと「宰相」、下位だと「従者」
117.祓魔師(ふつまし) ⇒ 「エクソシスト」のこと
だそうです。
また、バビロニアには「サル回し」がいたことも分かっています。これは、紀元前2000年前のものとされるテラコッタの像が出土していることからも分かります。肩に一匹、もう一匹を足元に連れたサル回しの姿を描いていて、足元のサルは笛を吹いています。
こうして並べてみますと、現在の職業はすでに4,000年以上も前にあったものがあるということが分かります。必要となる職業は何千年たっても変わらないのですね。