「ジョージア史上、最高傑作」と謳った『ジョージア ザ・プレミアム』は、甘み強すぎ・後味今ひとつな残念作

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「ジョージア史上、最高傑作」と謳った『ジョージア ザ・プレミアム』は、甘み強すぎ・後味今ひとつな残念作

コカ・コーラ社を代表するコーヒーブランド「ジョージア」。そこには現在の最高峰の味わいだと記者が感じてやまない「エメラルドマウンテン」シリーズがある。その上で「ジョージア史上、最高傑作」を謳う『ジョージア ザ・プレミアム』(185g・希望小売価格 税抜119円・2015年8月発売)が登場。しかしその味わいに残念な気持ちで一杯だ。


個性派俳優・山田孝之が七変化する「ジョージア」CMはいつもながら楽しませてくれるが、今回の『ジョージア ザ・プレミアム』には疑問を呈したい。40年間積み上げてきたコーヒーへのこだわりがこれだと言うことに。
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もちろん不味いわけではない。むしろ美味しいと思う、標準的な缶コーヒーとしては。だが「ジョージア史上、最高傑作」であり「40年間積み上げてきたコーヒーへのこだわり」と聞けば話は別だ。
ゴージャスさを極めた缶デザインはレッドをあしらったことで上品さを出しており、良いと思う。プルタブを開けた時に漂う香りも素敵だ。グイッと一口飲んだ時にはしっかり苦味を利かせたコーヒー感を感じるし、同時にブラジル系コーヒー豆特有のふくよかな酸味も感じる。
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実際にコーヒー豆量を通常の1.3倍使用したということからコクもあり、深煎りでじっくり焙煎したというだけあって香り立ちもいい。脱脂粉乳などを使わずに100%牛乳で仕上げたのもさすが。コーヒーオイルでの香り付けも効果を発揮している。
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本格派ということで添加物を控えたのかというとそうでもなく、香料も乳化剤も使用しているのでナチュラル志向ではない模様。それでもこれらは許容範囲だろう。
しかし美味しい缶コーヒーというのに首を傾げてしまったのはその甘さ。明らかに甘すぎる。飲んでいる時はまだ気にならないものの、後味で甘みがグワッと襲いかかる。砂糖由来のべたつく甘みがせっかくのコーヒー感を台無しにしてしまっているのだ。
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そもそもブラジル産高等級コーヒー豆を使用しているというのも、今ひとつな点ではないだろうか。生産量こそブラジルは世界一だけれど、それはあくまで大量生産がゆえの実績。コーヒー産地としてかなり改善はされているが、味の面では例えばコロンビア産のエメラルドマウンテンには勝てないと思う。「本当においしい缶コーヒー」だとか「最高傑作」を謳うには今ひとつ力不足では?
ただここで一つ思い出したことがある。CMにも昔のデザイン缶が登場しているが、確かに当時のジョージアは”甘かった”のだ。40年のこだわりの結晶として原点の甘みの強いジョージア缶コーヒーを再現したと考えれば、この甘すぎる缶コーヒーもある意味40年の結晶なのかもしれない。
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もちろん甘みが強すぎると感じたのも、記者が微糖缶コーヒー好きだからかもしれない。甘いコーヒーこそスタンダードと感じる人にはピッタリなのかもしれない。記者としてはこの『ジョージア ザ・プレミアム』の微糖版の登場を願ってやまないけれど。
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ジョージア・ザ・プレミアム 185g缶×30本 ジョージア・ザ・プレミアム 185g缶×30本

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