あの「みうらじゅん」も愛した成人向け投稿雑誌の「終わり」とは?

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あの「みうらじゅん」も愛した成人向け投稿雑誌の「終わり」とは?

ひっそりと消えていく「素人投稿写真雑誌」

 オリンピックが東京に決定したときに、これはちょっとイヤな予感がよぎった中年男性もいたかもしれない。それは性産業への圧迫があるのではないかという危惧だ。いまのところこれは杞憂に過ぎないのだが、ひっそりと燃え尽きる性関係の雑誌も存在する。

 一部で熱烈な人気を誇っていた成人雑誌が16日に終わった。成年向け投稿写真雑誌「DVDニャン2倶楽部」Vol.23(9月16日発売/コアマガジン)がそれだが、同雑誌は数年前に消えた「ニャン2倶楽部」の生まれ変わりともいえる本。実に、その前身の前身といえる増刊号「ニャン2PRESS」から四半世紀(正確には26年)の歴史を持つ。写真の添え文にそれまでの日記的なものから、S視点で描く刺激的なSM文体を導入。素人写真に扇情的な演出を施し独自の「ストーリープレイ」と呼ばれる世界を構築、支持を受けた。
 最終号の巻末最終ページにはズラリと数百人、投稿者のペンネームが並び、愛読者代表でもある、みうらじゅん氏が長文の熱愛メッセージを送るコラムも掲載されている。彼は心から「ニャン2」を愛しており、たびたびメジャーなテレビでも言及しようとするほどだった。
 同好の士が集い、いわゆるマニアカップルが一糸まとわぬ写真やプレイを公開する雑誌はなぜ休刊となったのか。残念ながら販売上の理由ではなく、社会状況、法律の変化により同社では継続を諦め、自主的に最終号となったようだ。

 最終号は手に入りづらい状況となっているが、日本の「素人」性文化の歴史を考える上では、隠れた重要ムーブメントの終わりと言えるかもしれない。ちなみにタイトルである「ニャン2」の語源だが、当時、アイドルがスキャンダルを起こし、喫煙ベッドイン写真が写真週刊誌に公開された。それが「ニャンニャン写真」と呼ばれたことに由来する。いまでは死語もいいところだが、懐かしい言葉がここまで生き残ってきたことも驚きだ。

(文/編集部I)

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