寝屋川中1遺棄事件と伊勢女性編集者失踪事件の共通点 (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

◇◇◇

 寝屋川の事件に話を戻そう。警察が山田を殺人の容疑で再逮捕したのは、山田の言う同乗者がいないことが確認できたこと、山田が買った粘着テープと平田さんを拘束したテープが一致したことなどから、殺害が推定できるからだ。しかし、どこで山田が平田さんを殺害したのかということはもちろん、星野くんにいたっては死因すら特定されていない。

 警察がこのまま物的証拠を揃えられず、山田に黙秘を続けられたままならば捜査は極めて厳しいものとなる。殺害場所や時間、方法が分からないままでは彼が犯人だと断定することが難しいからだ。

 二人とも殺害したということであれば極刑は免れないはずだ。しかし死体遺棄だけだと、過去の犯罪を加味しても、そのうち再び野に放されることは目に見えている。つまり、疑わしきは罰せず、ということだ。被害者の関係者にとってはまことに厳しいが、それが現実なのだ。捜査本部が決定的な証拠をつかむよう、切望している。

Written by 西牟田靖

Photo by Amateur.Qin

「寝屋川中1遺棄事件と伊勢女性編集者失踪事件の共通点」のページです。デイリーニュースオンラインは、寝屋川謎の失踪未解決事件の闇女性編集者社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る