今年こそシェイプアップ!「タバタ式トレーニング」でエンジョイするスポーツの秋 (2/3ページ)
“押す力”というのは、格闘技ではさほど重要性があるわけではないからだ。
ただそうはいっても、合計8セット分を、すべて同じ運動に費やしていたのでは正直身体が持たない。だから同一の動作は最大2セットまで、すなわち全部で4種類の運動を2分40秒の中で行うようにしている。
■ ビギナーからオリンピック選手まで
実際にこの『タバタ式トレーニング』をやってみると、1セットがとても長く感じるに違いない。そのくらいハードな運動だ。
そしてトレーニングをこなしたあとは、全身の筋肉が笑っている。普段運動をしていない人は、少し辛く感じるかもしれない。だがこれを2日後、そのまたさらに2日後と続けていくうちに、いつの間にか身体が慣れていく。次第に「この負荷じゃ物足りないな」と感じるようになるのだ。
その場合は、さらに強い運動で8セットをこなせばいい。負荷レベルを変動させることで、スポーツ初心者もオリンピック級の超人も、まったく同じプログラムに臨むことができる。
もちろん、従来の運動プログラムと併用して実施するのも一つの手だ。準備運動も兼ねて、ウォーキングを30分やったのちに『タバタ式トレーニング』で汗を流し、さらにまた15分のウォーキングというメニューをやってみよう。ここまでやれば、ちょっとしたスポーツだ。
筆者の場合は、格闘技の練習のあとに『タバタ式トレーニング』をするようになった。するとみるみるうちに体重が減り、計らずも1ヶ月で3キロ減量してしまった。もっともこの現象とトレーニングメニューの因果関係は断言できないが、運動機能の向上に関しては、間違いないと言ってもいい。
■ 日本人だけが知らなかった
この『タバタ式トレーニング』は既に説明したように、日本人研究者の手による“発明”である。だが、長らく日本で認知されてこなかった。
トップアスリートのチームでは実施されていたものの、それが巷にまで伝わることはなかなかなかったのだ。その状況が一変したきっかけは、『タバタ式トレーニング』について書かれた論文を、海外のフィットネス愛好家が見つけたことである。