【アニメ漫画キャラの魅力】軍人として生きた強き女性「ナタル・バジルール」の魅力とは?『機動戦士ガンダムSEED』 (1/2ページ)
アニメの世界に限った話ではありませんが、「情の厚い長官に対し、規律を重んじる冷静な副官」という形はよくある図式だと思います。今回ご紹介する「ナタル・バジルール」は、『機動戦士ガンダムSEED』のストーリー中盤まで、典型的な「鬼の副長」タイプの人間です。アークエンジェル艦長である「マリュー」とは、事あるごとに対立する彼女ですが、心の底ではマリューの事を艦長として認めているようでした。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■軍人気質、でもややギャップ萌な一面も
ナタルは代々続く軍人家系の出身であり、それゆえに戦闘を指揮する能力はとても高いといえます。任務遂行を何よりも優先する傾向があり、また気の強い性格のためにマリューとは何度も意見の食い違いが見受けられます。一方、お酒には弱い下戸であったり、街が敵襲で焼かれ泣いている子どもを励ますような優しさがあったりと、ただ「冷たい」だけでなく、女性らしい優しさと強さを併せ持つ、ナタルとはそんな人物です。
■中盤から見せる人間らしい一面
ストーリー中盤、ナタルは辞令により少佐に昇格。さらに、アークエンジェルからドミニオンへの異動を命じられます。この時に、「ムウ・ラ・フラガ」と別れの挨拶を交わすシーンがあるのですが、握手を求められたナタルが不思議そうな表情をする場面、そしてムウと別れたあとじっと自分の掌を見つめる姿は、この後ドミニオンとアークエンジェルが敵対する事になる運命を思うと、切なさを感じずにはいられません。
■「貴方はここで死すべき人だ!私とともに!」
『機動戦士ガンダムSEED』における最終決戦「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」において、ナタルは「ムルタ・アズラエル」を道連れに戦死します。ドミニオンに同乗していたアズラエルは、コーディネイターを滅ぼす為なら手段を選ばない部分があり、そのためナタルは「こいつをこのまま生かしておいてはいけない」と思い至るのでした。自分とアズラエル以外の全クルーに退艦命令を出しアークエンジェルへ避難させ、自身は全身を銃で撃たれ、痛みに苦しみながらもアズラエルをブリッジに拘束。