5秒ルールは嘘だった!すぐに拾っても菌の数は変わらないと判明 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

しかし、どれくらいの細菌が食べものについていたのかについては報告していないため、有害な量であるかどうかはわかりませんでした。

■拾うまでの時間で菌の数は変わらないことが明らかに

2007年、クレムゾン大学のポール・ダーソン研究室は、この5秒ルールについての調査を行いました。

調査の目的は、食べものが床に落ちてから拾うまでの時間が、本当に食べ物についたバクテリアの数に関係があるのかということを調べること。床にサルモネラ菌を植菌してから食べものを床に置いてみて、置いた時間によって食べものに移る菌の数が変わるかどうか調査したのです。

その結果わかったのは、床に落ちていた時間が短くても、つく細菌の数は変わらないということ。つまり、落としてから5秒で拾おうが1分経ってから拾おうが、つく細菌の数は変わらないということ。5秒ルールは嘘だったのです。

■食べものにつく細菌の数は床のきれいさと材質で差が

床に食べものを落としたとき、食べても大丈夫かどうかは床がきれいかどうかで判断しましょう。汚い床に落としたら、どんなに急いで拾っても菌がついています。そして、もうひとつ大切なのは床の材質です。

カーペットに落とした場合は、菌が食べ物に移る割合は1%ですが、タイルに落としたら48%、木材に落としたら70%の移行率となります。

菌のなかには、ほんの少しの量でも有害で、体内に入ったら病気になってしまうものもあります。しかし、私たちは普段から菌に囲まれており、手洗いをした手や洗った食器にも菌は残っており、咳やくしゃみからも菌は運ばれています。

床に落とした食べものについた菌だけで病気になることはないかもしれませんが、少量でも菌がついているということは覚えておきましょう。

食べようとしていたものを落としてしまったら、つい拾って食べてしまいたくなってしまうかもしれません。でも、5秒ルールは嘘だということを思い出して、落ちた床の菌を食べたくないときは、潔く諦めましょう。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

Is the “Five Second Rule” Real? A Food Scientist Explains.-NEW REPUBLIC

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