5秒ルールは嘘だった!すぐに拾っても菌の数は変わらないと判明 (1/2ページ)

Suzie(スージー)

5秒ルールは嘘だった!すぐに拾っても菌の数は変わらないと判明

「5秒ルール」はご存知ですよね? 地域によっては「3秒ルール」「10秒ルール」といわれることもありますが、「食べものを床に落としてからその秒数以内に拾えば食べてもOK」というルールです。

すぐに拾えば、汚れやばい菌が食べものに付着する時間がないので、食べても支障がないと聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。しかし、そんな5秒ルールには科学的根拠がないことが判明しました。

■実は「5秒ルール」はアメリカの料理番組が由来だった

5秒ルールの由来については諸説あります。

そのひとつが、アメリカの料理家であるジュリア・チャイルド氏の料理番組が起源だという説。番組の視聴者たちのなかには、チャイルド氏が「誰も見てなければわからないわ」といいながら床に落としたラムを拾ったのを見たという人がいます。

実際には、床ではなくコンロの上に落としたポテトパンケーキを拾ってフライパンに戻したのですが、だんだんと話が変わっていき、「すぐ拾えば大丈夫」というイメージが広まっていったようなのです。それが日本でも知られたルールになっているのですから、驚きですね。

■アメリカでは7割の女性が「5秒ルール」を信じている

2003年の調査では、男性では56%、女性では70%が5秒ルールに親しんでいると回答しています。床に食べものを落としてしまった場合、男性よりも女性の方が拾って食べる割合が大きいそうです。では、床に落ちたものは本当に食べても大丈夫なのでしょうか?

■「5秒ルール」について最初に調査したのは女子高生!

5秒ルールについての最初の研究報告を行ったのは、イリノイ大学で研究生をしていた女子高生、ジリアン・クラークさんでした。クラークさんと彼女の仲間たちは、床のタイルの上にバクテリアを植菌し、その後のタイルの上にグミベアーやクッキーを置きました。

置く時間を変えて、細菌が食べものに移る時間を調べたところ、5秒以内に菌が食べものに付着することがわかったそうです。

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