【今さら聞けない豆知識】「小選挙区比例代表並立制」って何!? (2/2ページ)
この「ドント方式」は、「各政党の得票数を、1、2、3、4……と整数で順番に割っていき、その値(商)の大きい順番に、定数まで議席を割り振る」というシステムです。
この説明だけでは何のことか分からないと思いますので、下の図を見てください。
A政党:367,530票
B政党:276,558票
C政党:118,923票
D政党:81,111票
E政党:61,897票
で、議員定数が10人としてみましょう。
<<図入る 学032_01.jpg 入る>>
各政党の得票数を行に、1、2、3……というふうに整数を列に取って、獲得票数を整数で割った値(商)をセルに入れると上のようになります。
そして、各セル内の数字を比べ、多いものから順番に10個(議員定数が10なので)取るのです。
すると、
367,530.0 ⇒ A政党
276,558.0 ⇒ B政党
183,765.0 ⇒ A政党
138,279.0 ⇒ B政党
122,510.0 ⇒ A政党
118,923.0 ⇒ C政党
92,186.0 ⇒ B政党
91,882.5 ⇒ A政党
81,111.0 ⇒ D政党
73,506.0 ⇒ A政党
となります。これで10議席が
A政党:5議席
B政党:3議席
C政党:1議席
D政党:1議席
E政党:0議席
というふうに配分できました。このような分配法を「ドント方式」というのです。
そして、各政党が選挙前に作成し、届け出済みの「政党候補者名簿」の順番に従って当選となります。上記の例ですと、A政党は5議席取れたわけですから、A政党の名簿の上から順番に5人が当選!となるわけです。
当然ですが、この比例代表方式では、政党が作成する名簿の上位に名前が掲載されていた方が当選しやすいですね。衆議院選挙のたびに「名簿順が……」と話題になるのはそのためなのです。
また、小選挙区に立候補して、かつ名簿の上位にも名前が掲載されている、なんてことがあります。この場合は、小選挙区で敗れても比例代表選挙で「敗者復活!」があり得ます。なんとなくズルイ感じはしないでもないですね(笑)。
(高橋モータース@dcp)