最低3年やるべき?プロが語る「初めての投資で勝ち続けるコツ」
『投資バカの思考法』(藤野英人著、SBクリエイティブ)は、25年もの経験を持つファンドマネージャーである著者が、投資のプロとしての経験と知見、メソッドを凝縮させた書籍。
ここで著者は、未来が予測できない時代だからこそ動いていくことが大切だと主張し、その手段として投資を勧めています。
ていねいに世の中を観察し、客観的に物事を判断して、リスクを恐れず決断していけば、短期的には多少の負けがあったとしても、長期的には「勝ち続けることは不可能ではない」という考え方。
とはいっても、投資を始めるのはなかなか難しそうです。しかし著者によれば、投資のハードルは下がっているのだとか。
初めての投資の不安を解消するために、「投資を『ギャンブル』にしない資産運用5つのコツ」を見てみましょう。
■初めての投資で知っておくべきことは?
著者は、初心者の投資で大切なポイントは次の5つだと言っています。
[1]すぐにはじめる
[2]「手に汗をかかない額」を投資する(小さく)
[3]情報をしっかり集める
[4]一気に投じない(ゆっくり)
[5]最低3年間は実践する(長く)
各項目について、以下でご説明しましょう。
■初心者の投資で大切な5つのポイント
[1]すぐにはじめる
本を読んで理論武装するよりも、とにかく、すぐにはじめた方が「株とはなにか」を理解しやすいのだとか。株式市場や経済の成り立ちについて「頭ではなく、肌で」感じることが大切だということ。
そして投資をはじめたあとで入門書を通読し、全体像をつかむといいそうです。
[2]「手に汗をかかない額」からはじめる
1,000万円を投資してもドキドキしない人もいれば、10万円の投資で緊張する人も。
「いくら投資しなければいけない」という絶対的な金額はないので、自分の保有金額や金銭感覚によって投資額を決めることが大切。
[3]情報をしっかり集める
よい会社かどうかを見極めるためには、会社の情報を集めることが重要。そして投資先が決まったら、会社のウェブサイトをチェックし、次のことを確認すべきだといいます。
・会社の理念に共感できるか(自分と相性がよさそうか)
・「売上」や「営業利益」「当期純利益」などの数字が伸びているか
・ウェブサイトに、社長や役員の顔写真があるか
特に重要なのは「顔写真」。なぜなら自ら顔を出すことは、経営責任から逃げないという責任の表れだから。
[4]一気に投じない
たとえば10万円の株式を買うときは、一気にではなく、3ヶ月に分けて買うなどして、時間分散をすべき。たとえば毎月コツコツ一定の金額を投資していくと、相場の変動をある程度抑えていくことができるそうです。
[5]最低3年間は実践する
景気の1サイクルは「3~5年くらい」なので、その時間は投資を実践したいところ。また長期的に投資をした方が経験を蓄積できるので、リターンをあげる確率が高まるといいます。
できれば、5年間続けるのが理想。相場循環は5~6年程度の動きをしているので、3年で手放すと「相場のピークの手前で買い、ボトムで売る」ことになりかねないからだそうです。
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たしかにこうして確認すれば、投資は思うほど難しくはなさそうです。小さく、ゆっくり、そして長く。将来のため、本書を参考にしながら具体的に考えてみてはいかがでしょうか?
(文/印南敦史)
【参考】