【冴え女シリーズ(5)】[私のハートもスウィーツに♪]11話(後半)「キス、してもいいですか」 (2/3ページ)
僕、それこそ製菓学校一年目はオラオラ系でしたけど、今は小鹿みたいなものですから!」
美奈「小鹿!?」
卯月「プルプルしてるってことですよ。恋愛って、しばらく遠ざかるとすぐにシャイボーイになっちゃうんですよね」
美奈「……それで今の好きな人へも伝えられてないんですか?」
卯月「そうなんですよ。その人は、自分の夢を持っていて……僕は彼女を一番近くで支えて、応援したい。でも、ひょっとしたら邪魔になってしまうかもとか、色々考えるとなかなか言えなくて」
美奈「そんなこと、ないんじゃないですか?」
卯月「え?」
美奈「邪魔なんかにならないと思います。卯月さんは、ちゃんと相手のことを考えられる人だし……」
卯月「……ありがとうございます」
美奈「夢を持ってがんばっている人だって、恋ぐらいします。実際、私もそうだから……」
卯月「そうですよね……ふふ。なんだか僕が美奈さんに励まされちゃいましたね」
美奈「たまには、良いじゃないですか」
卯月「えぇ。そう……思います」
美奈「それに、さっき……私すっごいドキドキしました!たぶん、卯月さんの好きな人だって、卯月さんにあんなことされたら、きっと好きになっちゃいますよ」
卯月「本当ですか?」
美奈「はい。女性って案外、強引な方が好きなんですよ。ゲームや漫画でも、そういうキャラは人気があります」
卯月「へぇー」
美奈「『ただし、イケメンに限る』って条件付きなんですけどね。卯月さんは十分イケメンだから、大丈夫です!」
卯月「だったら……ひとつ、試したいことがあるんですけど。