知っておきたいお金の豆知識! 長期金利って何? 上がるとどうなる? (2/2ページ)
これを買うと、○年後に△%の利子(これがいわゆる「利回り」)を付けてお返しします、となっています。この○年後が1年以上の場合、△%も長期金利ということになりますね。
この○年によって「○年物」なんていいますが、「10年物の国債」の利回りがいくらになっているかが、日本では代表的な「長期金利」の指標となっています。
これは、国債の価値(価格)にその理由があります。
国債は、価値(価格)が下がるとその利回り(金利)が上がるのです。
例えば、ギリシャ国債で考えてみましょう。デフォルト騒動を起こすような国の国債はその価値が大変に低いです。でも、だからこそ多くの人に買ってもらうために利回りが大変に良くなっています。例えば2年物(償還期間2年)のギリシャ国債は7月6日には利回り(気配値)が48%にもなりました(ロイター)。
ですので、国債は価値(価格)が下がると利率が上がるのです。
さて、日本の話に戻ります。
銀行などの金融機関は国債を大量に保有しています。景気が良くなってきた、あるいは景気が良くなりそうだ! と予測が立つと、銀行は国債を一部売って、より利率の良い金融商品に乗り換えます。そちらの方がもうかるのであれば当然ですね。
国債が大量に売られるとその価値(価格)が下がります。すると、利回り(金利)が上がる ⇒ 長期金利が上がる、となるのです。
ですので長期金利の上げ下げは「景気」「景気予測」と深く結び付いています。住宅ローンを組んで家を購入するなどの場合には、長期金利の動向をよく見ていなくてはいけません。現在すでに住宅ローンを組んでいる人でも「借り換え」のタイミングは長期金利に注意して決めましょう。
(高橋モータース@dcp)