【冴え女シリーズ(5)】[私のハートもスウィーツに♪]最終話(後半)「僕はあなたのことが」 (2/3ページ)
なにしろ、美味しいお菓子ですからね」
美奈「……」
卯月「あのね、美奈さん。僕は今でも、マスコット大作戦を展開中です。うちの店のスタッフさんは全体的に女性が多めですから、僕は全員と距離感を等間隔に保ってきました」
美奈「はい……」
卯月「その僕が、こういうことを言うのは、とても珍しいことなんです」
美奈「……?」
卯月「良いですか?―――一度しか言いませんから、よく聞いてくださいね」
卯月「美奈さん、僕はあなたのことが好きです」
美奈「卯月さん……」
卯月「美奈さんとお話するのも、好きです。『描くこと』と『つくること』は、きっととても似ていて……あなたにずっと、親近感を感じていたんです」
美奈「そうだったんですか……?」
卯月「はい……僕の『好き』って、そんなに分かりにくいですか?」
美奈「……卯月さんは……卑怯です」
卯月「卑怯……?」
美奈「誰にでも優しいなんて、卑怯です。わかんないもん……っ!」
卯月「美奈さん……」
美奈「でも……私も、卯月さんのことが、好きです……」
卯月「……伝わらないものなんですね、気持ちって。すみません、全然、気付きませんでした」
美奈「私も、ずっと片思いだと思ってました……」
卯月「勇気を出して、良かった」
美奈「……ふふ」
卯月「あ、ひょっとしてそろそろ休憩時間終わりですか?」
美奈「そうです。