意外な原因があった!子どもを「叱っても効果がない」と悩む家庭にみられる親の特徴とは?
叱っても叱っても効果がない……。そんなとき、「この子、こんなに叱られて、イヤじゃないのかな?」と感じることはありませんか?
今日は『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者である筆者が、“ママの叱り顔”が子どもの困った行動を助長してしまっている可能性について子育て心理学の目線から解説していきます。
■なぜ子どもは叱られても同じことを繰り返すの?
「○○をやめなさい。昨日も怒られたでしょ!」
「同じことを何度言われたら分かるの!」
こう叱るママの頭には、「言えば分かる」「分かればやめる」という発想があります。だから、繰り返し叱ってしまったり、とくとくと説明してしまったりしてしまいます。でも、子ども側からすると、「分かってもやめたくない」ときがあるのです。それはなぜかというと、やめてしまうと自分の欲するものが得られなくなるからです。
子どもがある行動を繰り返す理由は、その行動によって何らかの“報酬が得られるから”です。
今回の場合ですと、子どもが何か悪いことをしたとき、何を得られるかといえば、ママの”怖い顔”であり”怒鳴り声”です。そんな“負”の要因を欲しているはずはないだろうに……と思いますよね、でも実はコレ、ちっとも不思議なことではないんです。
■子どもがなによりも欲しているものとは?
ママが叱る顔も子どもの行動を誘発する強化要因になりえてしまうのは、ママが子どもを怒鳴って怒るとき、ママは気持ちをそこにぶつけますよね。じろっとにらんでいるかもしれない、鬼のような形相かもしれない、でも、視線はしっかりと子どもに向けられています。
子どもが欲しいものは、“それ”です。子育て心理学では、子どもがもっとも欲しがっているものは、親の“視線”だとも言われているのです。
視線は物質性がなく、存在感がないように思えます。しかし、子どもにとって大好きなパパやママが自分に注目してくれるのは、最新のおもちゃを買ってもらうことよりもずっとずっと嬉しいことなのです。
■目線は十分か、改めてチェックしてみよう
子どもが「ボク(ワタシ)のことをかまってくれない」と日々感じていると、たとえ問題を起こしてでも自分を見てもらおうとしてしまいます。なので、もしお子さんが同じことを繰り返して困っている場合、その他の時間にちゃんと見てあげているか、一度振り返ってみてください。
“目線不足”で起こる、子どもが言うことを聞かない現象であれば、それを解決するのは比較的簡単です。カギは、常日頃から目線をもっと有意義に活用すること。悪いことをしたから見るのではなく、穏やかな時間にしっかりと温かな目線を送ることで、自然と負の連鎖を解消していきましょう。