【アニメ漫画キャラの魅力】孤独だった銀髪の忍者!?高スペックな残念イケメン「加藤希里」の魅力とは?『SKET DANCE』
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週刊少年ジャンプで連載し、アニメ化もされた『SKET DANCE』。開盟学園を舞台に、学園のお助け係こと「スケット団」と、個性豊かなキャラの織りなす笑いあり涙ありの学園漫画です。今回は、中でもとりわけ個性的で異彩を放つ「加藤希里(※以降キリ)」の魅力についてご紹介いたします。
⇒加藤希里(SKET DANCE)とは?
http://www.charapedia.jp/character/info/16715/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■現代の忍者
銀髪長身で、以前キリと面識のあったスケット団の「ヒメコ(鬼塚一愛)」いわく、かなりのイケメン。左の髪に赤いピンドメを3つ、左耳には銀のイヤーカフスを付け、人と群れるのを嫌う影あるキャラクターです。
キリの実家は、父親が忍者スクールを営んでおり、現代に生きる忍者とも言えるでしょう。そしてその父親から「いつか自分が仕えるに値する主と出逢う時」の為にと、幼い頃から厳しい修行をさせられてきました。その身体能力は人並みはずれて高く、作中では隠密裏に椿をマフィアの攻撃から守ったりもしました。普段は周囲に自身の正体がバレないよう愚鈍なフリをしていましたが、生徒会に入って以降は人と係わる事も増え、いつの間にかキリが忍者であるのは周知の秘密となっています。余談ですが、作者いわく、彼の祖先は「飛び加藤」の名で戦国時代に活躍した「加藤段蔵」とのことです。
■ひとりぼっちの戦い
一部ネタバレを含みますが、中学時代にキリの友人だった「木原」がイジメに遭い、キリはそれを止めさせるよう、当時担任だった轡教諭に頼みます。しかし、轡は何もしないどころか木原を追い詰め、結果として木原は中学を転校し、そしてその代わりとでも言うように今度はキリがイジメの対象となってしまいます・・・。そんな過去との離別を含め、キリは開盟学園へと入学し、自身の手で学校を変えるため(=学園を掌握しようと)生徒会執行部(庶務)に入ります。
しかし、その開盟学園へ中学時代の轡教諭が転入し、再びキリは心の傷をえぐられることとなります。更に、友人であった木原を轡に侮辱されたことで、キリは轡教諭を拉致するという強硬手段に出てしまうのです。そして、スケット団をはじめキリの所属する生徒会の会長「椿」の尽力により、キリが犯した一連の騒動は終結。その結果、キリはようやく自分の居場所とともに、「自分が仕えるに値する主」こと「椿」を得ることになるのです。
■高スペックなのに残念なイケメン
さまざまな事件を乗り越え、キリは「この身はあなたのために」の言葉通りに、椿と(無理矢理)主従関係を結びます。そして椿の身の周りの世話を甲斐甲斐しく焼き、危険を秘密裏に防ぐようになります。そして、忍者の身体能力を活かしながら生徒会での仕事もソツなくこなし、強面なイケメンなのにヤンバルクイナの被り物や女装もしたり・・・。周囲に受け入れられたキリは、すっかり人間が丸くなったように見えます。
ひとりぼっちだった忍者が、周囲に受け入れられ友人を得ることで、ようやく自分の居場所を見付けられました。「加藤希里」の魅力は、自身の孤独と離別する成長過程にこそあるのではないでしょうか。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:高塔(キャラペディア公式ライター)