南極からも52円でハガキが送れる!知ればハマる郵便トリビア

学生の窓口

お年玉を貯金したり、年賀状を出したり、思いおこせば小さな頃から慣れ親しんでいる気がする郵便サービス。近頃は自分のお気に入りの画像を切手にできたり、PCで打ったメールをプリントアウトして封書で郵送してくれなど、便利で楽しいサービスもたくさんあります。

時代とともに日々進化するサービスがある一方、以前からあったけど意外と知られていない 便利だったりユニークだったりするサービスもあります。

知っているといつか何かで役立つかもしれない、何よりハマってしまいそう!? 今回はそんな郵便トリビアを紹介します。

●小笠原諸島へのゆうパック送料は都内と同一料金だった

東京から1,000km、空港がないためフェリーで約25時間半もかかる距離にある小笠原諸島(父島)。ですが、ここもれっきとした 東京都。ちなみに車は品川ナンバー。

ということで、ハガキや手紙が国内と同じ料金扱いであることは当然。小包が送れるサービス「ゆうパック」の料金に関しても、東京都と同一の扱いになります。つまり、あなたの住む町から、24区内に送るのも小笠原諸島に送るのも同じ料金というわけです。

ただし、6日に1度という船の運航スケジュール上、郵便物到着に7日はかかってしまうそうです。

●南極から日本へ52円でハガキが送れる

南極の昭和基地には郵便局があり、ここから日本へいつでも郵便物を出すことができます。ハガキは52円、手紙(定型25g以内)は82円と、国内と同一料金です。ただし、エアメールではなく年に1度の船便になります。

南極観測船「しらせ」で郵便局員が赴任し、隊員からの郵便物を集めて日本に運んでくるのです。ちなみに、年末に年賀状を出しても届くのは翌年4月だそうです。

なお、日本から昭和基地へ郵便物を送ることはできません。

●全国の郵便局から好きな消印で郵送できる

郵便物には消印が押されますが、この消印、日付と郵便局名が事務的に表記されたものと思いきや、風景などイラスト入りのものもあったりします。もし気に入ったものがあれば、その郵便局の窓口で押印してもらうことができます。

足を運ぶことができないという場合でも大丈夫。郵頼(ゆうらい)といって、押印してほしいハガキや手紙を、当該郵便局へ郵送し、押してもらうことができます。申請すればそのまま投函までしてもらえます。

たとえば、東京にいながらにして、日本最北端の北海道宗谷岬局の消印で友達にハガキが送れるわけです。この場合、具体的には消印を押してもらいたいハガキとあわせ、押印をしたうえ投函もお願いする旨を記した文書を封筒に入れて切手を貼り、その郵便局宛に郵送します。

●船の中にも郵便局がある

「しらせ」「ふじ丸」(世界青年の船・東南アジア青年の船)には船内郵便局があります。銀行や生命保険業務は行なってはいませんが、乗組員への郵便物の配達、切手の販売のほか、一般の人達からの郵頼に応じ、風景印などの押印サービスを行なっています。

ちなみに、「しらせ」への2015年の郵頼がもうすぐ可能になります(10月19日~11月2日)。宛先は次のとおり

〒100-8799 東京都中央区銀座8-20-26   日本郵便株式会社 銀座郵便局気付「しらせ」スタンプ係

しらせ船内分室及び昭和基地内分室における風景入日付印等の押印サービスは年に1度のチャンスです。ぜひご活用を!

※日本郵便ホームページ http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2015/03_tokyo/0930_01.html

●日本へのエアメールの宛名表記は日本語でOK

日本へエアメールを出す際、宛先にAIRMAILとJAPANさえ英語で表記していれば他は(住所・氏名)日本語でもかまいません。また、旅先からエアメールを出す場合は差出の欄は書かなくても大丈夫です。

ということで、いかがでしたか?何だか手紙が出したくなってきたという人もいるのではないでしょうか?家族や友人に誕生日の近い人がいたら、今年は手書きのお手紙を郵送するのもいいかも。何より気持ちが伝わりそうですよね。

※参考サイト

日本郵便 http://www.post.japanpost.jp/index.html 切手の博物館 http://www.yushu.or.jp/museum/
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