【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第4話(後半)「俺の事を呼べよ」 (2/3ページ)
藤宮は高校デビューしたのか」
藤宮「……なのか?」
智子「だったら納得いくかな? でも、なら、最初からそう言ってくれたらいいのに」
藤宮「そんな話、お前にしたくなかったんだよ」
智子「なんで?」
藤宮「……お前は俺に夢みてたみたいだからな」
智子「あ~、イケメンとこんなに接触した事なかったから、つい舞い上がっちゃって。ごめん」
藤宮「……俺に謝ってばっかりだな、お前」
智子「そう? そうかな、そうだね。うん、ごめん」
藤宮「……また謝ってる。俺はその、むしろお前のほうがモテそうだと思うがな」
智子「はぁ? 何言ってんの?」
藤宮「明るいし、元気だし……面白いし?」
智子「あはは、面白いは褒め言葉なの? あたしは確かにモテモテだよ?……常連のお客さん相手に、だけだけど」
藤宮「確かに。喧嘩っ早いのさえなければ、お前、接客向いてる」
智子「他でモテた事なんて……あ、小学生の時はモテてたかも?」
藤宮「野球やってた頃か?」
智子「そう、あたし、その頃は物凄く髪が短かったの。服も動きやすさ重視の格好ばっかりしてたから男の子によく間違われててね。クラスの女子からはそれはもうモテまくってたわ」
智子(思い返すとあれが人生で3回しか無いっていうモテ期だったのかも?)
智子「それにあたし、皆のヒーローだったから」
藤宮「……ヒーロー?」
智子「ほら、小学生の時ってあんまり力に男女差無いじゃない?今はそうでもないけど、小学生の頃はあたし、背が高いほうだったし。だから、よくいじめっこにからかわれたりしてた子を助けてあげてたのよ。困った子がいたら見捨てられない性質だったわけ」
藤宮「なるほど……お前の無鉄砲さはそこまで遡るのか」
智子「小さい時は、どうにかできる力があったのよ!今でも気持ちはかわらないんだけど、ね。