食料援助量の2倍!日本の食品ロスをどう減らす? (2/2ページ)
品質に問題がないのにラベルやパッケージの損傷等の都合で廃棄せざるをえない食品を、メーカーや小売店から寄付してもらい、低所得者やホームレスのシェルター・児童福祉施設等の必要としている人に無償で届ける。
ただし、輸送などにかかるガソリン代や事務運営費を寄付などで賄うのはなかなか苦労が多いようだ。
■ 伝統食の乾物を見直してみよう
食品ロス統計調査の年間推移(平成26年度)を見ても、平成16年度からほとんど変化がないのは家庭だ。
食品ロスの中で最も多いのは『過剰ロス』。『過剰ロス』とは、調理の際に皮の厚むきなど過剰に廃棄した食品で、廃棄されるのが多い食品は、野菜8.8%、果実8.6%、魚介類5.8%となっている。
では、家庭ではどのようなことができるだろうか。微力ながら私が心がけているのは、買い物前に冷蔵庫などのストックを確認する。
ストック食品だけで調理する日を定期的に設定する。また多めの野菜等がある時には、悪くなる前に自家製乾物を作る。乾物は漬物と同様に、旬の時期に大量に収穫したものを保存するための先人の知恵だ。
何も難しくはない。使いやすい形に切り、ざるなどに広げて干すだけ。例えばお味噌汁には、鍋にだしと干し野菜を入れて火にかけるだけ、包丁も使わずできあがり。
乾物食品を常備しておけば防災用食品としても活用できる。これからの季節は乾燥するので、乾物を作るのにも適している。しかも水分が抜けて旨味が凝縮されおいしく仕上がる。
食品ロスの低減という一石が、三鳥にも四鳥にもなること、まちがいなしだ。
【参考・画像】
※ 日本の食品ロスの状況 – 消費者庁
※ 食品ロス統計調査・世帯調査(平成26年度) – 農林水産省
※ YsPhoto / PIXTA