妊娠中の死亡原因に“脳出血”があるって本当? (1/2ページ)
妊娠初期~中期に見られる、辛いつわりが終わり、安定期に入り、ほっとする妊婦さんはたくさんいると思います。しかし、安定期以降でも、妊娠中期から後期にかけて、妊婦さんにとってさまざまな合併症を、引き起こす危険性があり、中には命に関わるものもあります。
その代表的なものが「妊娠高血圧症候群」、HELLP症候群、急性妊娠脂肪肝といった疾患です。この3つには、関連性があり、命を守るためには、これら全てを早期に発見・治療することが重要です。医師に詳しく解説してもらいましょう。
危険を引き起こす、3つの合併症 
1:妊娠高血圧症候群
妊娠中期以降に発症しやすい病気です。高血圧、または高血圧に蛋白尿の症状を伴います。以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていたものですが、「妊娠高血圧症候群」に改定されました。
2:HELLP症候群
妊娠後期以降に発症しやすい病気で、産後にも発症しやすいと言われています。溶血、肝機能障害、血小板減少を主とする症候群です。
3:急性妊娠脂肪肝
妊娠後期に突然発症し、急速な肝不全が起こり、母体・胎児ともに死亡する恐れのある、非常に危険性の高い病気です。この病気を発症した場合、以前は母児ともに死亡率が80%以上といわれるほど、とても恐ろし病気でした。しかし、医学の発展に伴い、現在の医療においては、早期診断および早期治療を行えば、助かる病気です。