【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第7話(前半)「やっぱりそう思うか?」 (2/3ページ)
●第7話(前半)「やっぱりそう思うか?」
智子「……えっと、つまり不良キャラを今後も貫いていきたいと?」
藤宮「はぁ……どうしてお前の頭はそういう発想に至るんだよ」
智子「あたしが話したんだから今度は藤宮の番ね」
藤宮「なにが?」
智子「好きな人の話」
藤宮「……いないっつったし、付き合った女もいねーって言ったじゃねーか」
智子「でも好きになった人はいたんじゃないの?好きな人にだけ好かれたらいいって言ってたから、そう思われたい人がいるのかなって」
藤宮「お前は本当に学習能力の無い女だな……しつこいぞ」
智子「あっと、こういう話をぐいぐい聞かれるの好きじゃなかったね、ごめん」
藤宮「女はほんとこの手の話が好きだよな」
智子「あたしはしゃべったのに、あんたのは聞けないってなーんかフェアじゃない」
藤宮「確かに聞いたのは俺だが、話ふったのは自分だからって勝手に話したんだろ?嫌なら嫌だって言えばよかったんだ……そしたら無理に聞いたりしなかったし」
智子「あ、話聞き終わった後にそんな事言うの? あたし話し損じゃない」
藤宮「知るか」
智子「ぶーぶーぶー!」
藤宮「……はぁ……そんなに面白い話じゃないぞ?」
智子「え?」
藤宮「俺がまだこのへんに住んでたひょろくてチビだった頃の話だ。ソイツは近所に住んでて、俺よりも随分身長が高かったな。いっつも一緒に遊んでて、そのせいで周りにからかわれたりしたんだが、気が強い奴で、俺と遊んで何が悪いって怒鳴って、からかってきた奴をぼっこぼこにしてた」
智子「ぼっこぼこって、女の子で? 大きかったって事は高学年の子だったの?」
藤宮「……さぁ、わからん。なにせ、ガキの頃の記憶だしな。