【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第7話(後半)「やっぱりそう思うか?」 (2/3ページ)
俺が一方的に慕ってたんだなって思い知らされるのはちょっとな」
智子「意外・・・こういっちゃぁなんだけど、藤宮って臆病なんだね」
藤宮「言ってくれるな」
智子「それに一途だ・・・何年も会ってなかった子の反応が怖い、なんて。今も好きなんだね」
藤宮「・・・やっぱりそう思うか?」
智子「うん。普通、忘れられてても、そりゃ子供の時の話しだもんな、で終わっちゃうと思うの。大事なんだね、その子との思い出。ずっとずっと忘れられないなんて」
藤宮「そうだな・・・初恋、だったしな」
智子「そういう話を聞いてるとなんだか切なくなっちゃうね。あたしにもいたなぁ、いつのまにか会えなくなっちゃった友達」
藤宮「会えなくなったって? ソイツも転校したのか?」
智子「それがわかんないんだよね。気がついたらいなくなってたっていうか。子供の頃ってそういうのよくなかった? その場にいたから一緒に遊びだして、それで仲良くなって、夕方になったらバイバイって別れるだけど、それがどこの誰かわからなくて。二度と会えなくなったりするの」
智子(仲がよかった記憶はあるのに、名前とかは思い出せないなんて、藤宮と比べると、あたしは随分薄情だなぁ。もう会えないってわかった時には凄く悲しかったはずなのに・・・)
藤宮「俺が、おかしいんだ、きっと。