日本と全然違う! 海外の大学入試ってどんなシステムのものがあるの? (2/2ページ)

学生の窓口

この試験の結果や面接によって大学の入学の可否が決まります。

●フランス

フランスでは大学に入学する際に「バカロレア」という国家資格を取得する必要があります。バカロレアは3つの種類があり、その中で大学やグランゼコールという高等専門教育機関に進むためのものが「普通バカロレア」というものです。バカロレアの取得試験は年に1回、6日間かけて行われます。バカロレアに合格すると、その資格は終身有効となります。試験は受験数の上限がありません。もし不合格になった場合はそのまま高校に留年するか、日本と同じように予備校などに通う場合があります。

●中国

中国の大学受験は「全国普通高等学校招生入学考試」と呼ばれるものです。全国一斉で行われる試験で、毎年1,000万人以上が受験します。毎年ものすごい騒動になっているので、ニュースなどで見たことがある人も多いでしょう。全国統一試験ではありますが、実施は各自治体が請け負っており、受験登録のスケジュールなどが地域ごとに異なっていたりします。また、各大学の募集枠が都市ごとに割り振られているケースもあり、例えば北京市は500人募集しているのに他の地域は50人、といったことがあります。そのため「地域によって難易度が変わる」のです。これを不公平だと訴える人もいるそうです。

アメリカやイギリス、中国といった国の大学試験について紹介しました。日本と違い、「大学に入るための資格」というものがある国もあるのです。皆さんは、日本や中国で一般的な「統一試験」制度と、フランスやドイツなどの資格制度では、どちらがいいと思いますか?

(中田ボンベ@dcp)

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