激突は秒読み? 小泉進次郎と安倍晋三首相「報道されない本当の関係」 (2/4ページ)
しかし、一筋縄ではいかないのが進次郎という男。『小泉進次郎の闘う言葉』等の著書があり、"進次郎ウォッチャー"として知られるノンフィクションライターの常井(とこい)健一氏が言う。
「(改造人事で進次郎氏の名前が取り沙汰され始めた頃)彼は地元・神奈川新聞(9月25日付)の単独インタビューに応じ、安保関連法案をめぐる安倍自民党の対応を批判しています。また、同月30日に行われた講演では、"自分には、まだまだかけるべき雑巾がけの期間がある""僕は年齢も足りない。政治の世界では若すぎる"として、入閣の噂を明確に否定してみせました」
小泉純一郎元首相と親交が深い政治評論家の浅川博忠氏も、
「進次郎氏の講演での発言は、首相への強烈な当てつけとなりました。このあたりは喧嘩上手な父親譲り。彼は安倍執行部に、これ以上取り込まれたくないとの思いがあったのでしょう」
と分析する。確かに、今回の改造を機に、閣内からの"離脱"を入念に準備していたのだろうか、ここ最近の進次郎氏の舌鋒は鋭い。
"政治の師"は小泉元首相一人
たとえば、無投票で安倍首相の総裁再選が確定したときは、「(対立候補が出馬しなかったことで)自民党の多様性は失われた。そんな組織に持続可能性はない」(9月8日)と苦言。
また、国論を二分した安保法制審議では「国民の理解が得られていない原因を作った一端は、自民党にある」(7月16日)と一刀両断。
昨年暮れには、安倍首相が乾坤一擲の大勝負に出た衆院解散・総選挙で「なぜ今、解散なのかわからない」と、これまた舌鋒鋭く批判。
"安倍一強"時代といわれて久しい今、この無謀とも思える反骨精神はいったい、どこからくるのものか?
「もともと、安倍首相と進次郎氏の間には浅からぬ因縁がありました。2003年、まだ49歳の若さだった安倍氏を幹事長に大抜擢し、その後の首相への道筋をつけたのは進次郎氏の父・小泉元首相。安倍氏も、その恩義は十分に感じており、進次郎氏の初当選以来、目をかけていたことは事実です」(前出の浅川氏)
ところが、安倍首相は首相に就任するや、恩師の小泉元首相に弓を引く行動に出る。