幼児期から大学受験は始まってる!「新大学入試」に必要な能力を養う方法って?
2020年より大学入学センター試験が廃止となり、新入試制度の導入が予定されています。子供が小さいと、「大学なんてまだまだ」と気にかけていないママも多いかもしれませんが、実はこの新入試では幼児期に培われる基礎能力が大切な鍵となるのです。
今回は文部科学省が推し進める新入試制度の概要をご案内しつつ、幼児期の学び方と入試の気になる関係についてお話します。
■思考力・判断力・表現力が問われる新入試
子供3人を東大理Ⅲに入学させた敏腕ママの教育法が世間で話題になっています。その徹底した教育方針に賛否両論が飛び交っていますが、程度の差こそあれ、わが子の将来を思うと少しでも良い教育を受けさせたいと思うのが親心です。小学・中学・高校の学齢期はもちろんの事、幼児期から英才教育に力を注ぐ熱心なママも少なくありません。
白熱する教育業界の大きな転機となりそうなのが、2020年度施行予定の新入試制度『大学入学希望者学力評価テスト』。従来のセンター試験とは異なり、記述式問題の導入が予定されています。
つまり、”暗記力”・”知識力”を計るマークシート方式だけでなく、”思考力”や”判断力”、”表現力”が計れる試験方法にシフトしていく可能性が高いのです。この3つの能力は幼児時代に上手に遊ぶことで自然に身に付けることができる考える力や感じる力がベースになっているのです。
■暗記力だけでは落ちこぼれる?学校の授業も実践型に
文部科学省の教育改革の最大の目的は、新しい大学入試制度の導入ではなく、小学校から始まる学校教育全体をより実践的なスタイルに移行し、世界と渡り合える優秀な人材を多く育成することのようです。
現在の学校教育では、先生の授業を聴講してひたすら暗記するような受身スタイルが主流ですが、文部科学省の指導や大学の受験改革に対応し、今後はディスカッションやプレゼンテーションなど生徒が積極的に授業に参加する“アクティブ・ラーニング”スタイルへ移項していく気配が濃厚です。
学校でも自分で考え、判断し、表現するという、人間の基礎能力を発揮することが期待されるのです! これからの日本の優等生イメージは、”成績のよい控えめな子供”から”どんどん発言する快活な子供”へと変わって行くかもしれませんね。
■詰め込み教育は逆効果
そうとわかれば、手当たり次第に幼児教育を始めてみたくなりますが、やみくもに勉強をさせればよいというわけではありません。一方的に知識を押し付けることはむしろ逆効果。想像力や思考力は詰め込み教育ではなく、遊びの中で育まれるといわれています。つまり、幼児期にどれだけ遊び、小さな体験を積んだかという点が鍵なのです。
同じ遊ばせるにしても、親が逐一口を出すような遊び方ではなく、子供が自分で見て触れて感じられるように自由に遊ばせてあげるのがポイント。どろんこ遊びも積み木崩しも、幼児期には五感を働かせる大切な学びです。
もちろん一般的な知識を子供に授けることも大切ですが、行き過ぎた詰め込み教育はのびのびとした子供の発想を妨げる要因にもなりかねません。後々のアクティブ・ラーニングにも影響を与える幼児期の基礎能力は、自由な幼児の発想があってこそ習得できるもの。子供の好奇心と感性を刺激する本気の遊びこそが、日本の将来をしょって立つグローバル人材を育む秘訣なのかもしれませんね。
いかがでしたか?
お気に入りの服をどろんこで汚しても、折り紙をくしゃくしゃにしてしまっても、学びのひとつと考えればママもいやな顔ばかりしていられません。”人の迷惑になる”、”危険が伴う”といった場合は、遊びに口を出すことも必要ですが、たくさんのことを吸収できる幼児期は、できるだけ自由に遊ばせて人間の基礎能力をどんどん身に付けさせてあげましょう。