パパの5割は危険!? 子どもを「むし歯」にさせてしまう父親の特徴4つ
最近は育児に参加するパパも増えてきました。夫婦で協力しながらの子育ては、ママにとっても子どもにとってもプラスですよね。でもパパも育児に関わる時間が長くなると、清潔面など気になる点もちらほら……。
その1つが“むし歯”です。むし歯菌が赤ちゃんへうつるのが心配なママは、パパ自身もっとお口の中を清潔にしてほしい、と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はママ歯科医師である筆者が、子育て熱心なパパの“オーラルケア”の重要性についてお伝えします。
■むし歯は「感染症」なので予防が大切
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯菌はまだいません。
生後1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月は特に感染しやすい時期だといわれています。重症化を防ぐためにも、2歳までは感染させないのが1つの目安です。むし歯菌は基本的には家族感染で、食事の噛み与えやスプーンなどの共有が主な感染経路です。そのため、長時間赤ちゃんのお世話をするママのオーラルケアが重視されてきました。
しかしながら、パパも育休を取ったり、積極的に育児に関わるようになり、ママと同様、子どもにむし歯菌をうつさないための注意が必要になってきたのです。
■危険だらけ!? 「パパのお口」のリアル事情
ライオン株式会社が、パパが子育てで清潔や健康に対する意識が変化するのかについて100人を対象にアンケート調査を行った結果、子どものオーラルケアには熱心でも、パパ自身は忘れがちな姿が浮き彫りになりました。その中でも、特に気になる点4つをピックアップしました。
(1)約7割はオーラルケアは変わらず
・「ていねいに歯を磨くようになった」・・・36%
・「歯科医院で治療を行なった」・・・26%
・「歯科の定期検診へ行くようになった」・・・18%
「帰宅時のうがい、手洗いを習慣づけた」「毎日入浴して清潔を保つよう心がけるようになった」という方が半数以上いる中で、オーラルケアに関する行動の変化が見られたのは上記の通り少数派という結果でした。
(2)知識はあっても自信がない人が約8割
・「自分のむし歯菌が子どもにうつると知っている」・・・73%
・「子どもの口腔ケアに関心がある」・・・62%
・「子どもにむし歯菌がうつらないよう気をつけている」・・・53%
上記にあるように、多くのパパが子どものオーラルケアに関して知識があることが判明しました。むし歯予防に関する意識が高く、頼もしい限りです。一方、「自分の口の健康状態に自信がある」は23%と自信の無さが伺えます。
(3)パパの約5割が「歯周病」傾向有り!?
歯周病の症状の1つである、歯みがきをした時の出血有無については、
・「必ず出血する」・・・9%
・「ときどき出血する」・・・39%
と、約半数は歯周病の傾向があるということが判明。小さなむし歯や気づかない場所の歯石など、自分では気にならないこともありますので過信はキケンです。
(4)子育てパパの約5割は定期健診を受診していない
9割以上のパパが「むし歯なし」と回答していますが、むし歯の早期発見に役立つ、歯科医院への定期的な受診は49%が実施していないことがわかりました。むし歯は大きくならないと自分では見つけにくいものですので半数に当てはまる方は要注意です。
■ママからしたい!パパへのアドバイス4つ
ライオンの調査では、パパがオーラルケア情報を入手する先は、“ママから”が40%でした。ママのアドバイスはパパにとって絶大な力を持つようです。そんなパパへのアドバイスをピックアップしました。ぜひ家族のお口の健康に役立ててください。
(1)歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも使用する
(2)親が噛み砕いたものを子どもに与えない
(3)親が使ったスプーンやお箸を子どもに共有しない
(4)親も歯医者さんで定期健診を受ける、むし歯を治療する
いかがでしたか?
子どものむし歯を予防するためには家族ぐるみでの取り組みがポイントです。ママや子どもだけでなく、ぜひパパのお口の健康も気をつけていきましょう。そして、その姿を子どもにも見せてあげたいですね。