五郎丸ポーズから見る「メンタルコントロール」の重要性

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五郎丸歩オフィシャルブログより
五郎丸歩オフィシャルブログより

DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

 ラグビーW杯イングランド大会で大活躍し、一躍時の人となった五郎丸歩選手。今回のブームをDJあおいはどう分析するのか──。

 ラグビーワールドカップの日本代表の活躍、凄かったですねぇ。予選プールを三勝一敗と大健闘。残念ながら決勝トーナメントには行けなかったものの「史上最強の敗者」と海外から称えられたりして今回のワールドカップに確実に爪痕を残してきたと言えるんじゃないでしょうか。

集中力を高めるルーティン

 中でも話題になったのが五郎丸選手のペナルティキックやコンバージョンキックを蹴るときのあの祈るようなルーティンですよね。毎回同じ動作をして習慣を味方につけ集中力を高めるというメンタルコントロールですね。「集中力を高める」というと「うおー! 負けないぞー!」とか「気合いだ! 気合いだ! 気合いだーーー!」とか、力を入れることを想像してしまうのですが逆なんですね。

 集中力を高めるためには「力の抜け具合」が必要なものでして、いかにリラックスできるかにあるわけです。サッカーの長谷部誠選手の言葉を借りるなら「心を整える」ってやつですね。そのためのルーティンというわけです。

 この五郎丸選手のルーティン。代表チームを陰で支えてきたメンタルコーチの荒木香織さんと作り上げたものなのだそうで、当初はワールドカップに同行する予定はなかったけど選手達の強い要望で急遽荒木メンタルコーチが渡英したのだとか。それほど選手達から信頼されていたメンタルコーチなんですね。

 エディHCが代表選手に課した「世界一過酷な練習」も荒木さんのメンタルのケアがあってこそ達成できたのかもしれません。エディHCが父親だとしたら荒木メンタルコーチは母親のような存在だったのでしょうか。そう思うと日本というチームはひとつのファミリーだったのかもしれませんね。

 さてこの「メンタルコーチ」、あまり馴染みのない言葉だったのでプロスポーツ界において当たり前のように存在するのかなと思ってちょっと調べてみました。海外ではメジャーリーグやNBA、個人競技ではゴルフやテニス、サッカーも強豪と呼ばれる代表チームの多くがこのメンタルコーチを導入しているようです。

 一方日本はというと、残念ながらまだあまり馴染みがないようでして。プロ野球やJリーグにはまだまだ浸透していないようです。ハリルホジッチ監督率いるサッカー日本代表にもメンタルコーチがいないのは少し残念でしたね。

「後は気持ちの問題!」という台詞をよく聞くわりにはそこら辺は選手個人に丸投げだったんだなぁと思いました。

 逆に言えばそのメンタルのコントロールが日本のスポーツ界の「のびしろ」なんじゃないのかなとも思えましたね。まだまだ強くなれるポテンシャルを持っているということです。

 今回のラグビーワールドカップでの日本代表の活躍、五郎丸選手のルーティンでメンタルの重要性、メンタルコーチの必要性というものが浮き彫りになったんじゃないでしょうか。

 ラグビー日本代表の活躍が日本のスポーツ界の活性化に繋がりますように。

著者プロフィール

DJあおい

謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。

●公式ブログ http://djaoi.blog.jp
●Twitter メインアカウント https://twitter.com/djaoi
サブアカウント https://twitter.com/DJ_aoi

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