マイナンバー詐欺さっそく多発! 詐欺商法に“コロッと騙されてしまう人”の特徴―多田文明さんインタビュー(1) (2/4ページ)
◆「コイツは騙せる!」と思われると、いくらでも搾り取られる!
――なるほど…。「騙しやすい人名簿」に載ってしまうなんて気持ち悪いし、考えてみれば、次々と詐欺の魔の手がのびてくると思うととても怖いことですね。
多田:そうですね。昔は、企てていた詐欺で金を騙し取ったら次へ、騙し取ったらまた次へといく手口でしたが、最近は、一度「こいつは騙せるぞ」と狙われた人が詐欺だと気づくまでずっと取られ続けますね。それこそ6回でも、7回でも狙われます。相手の事情に合わせて詐欺をコーディネートするので、私は“オーダーメイド詐欺”と呼んでいます。
――オーダーメイド詐欺ですか。個人にオーダーメイドされていて、しかも何度も狙われる手口だと、被害額も相当なものになるのではないですか?
多田:そうですね。被害額でいうと、数千万円までいくケースもあります。
――す、数千万?!そんな額いったいどうやって払わせるんですか?!
多田:振込め詐欺だったり投資詐欺だったり、手口は様々ですが、投資系の詐欺は高額化しやすい傾向があります。「未公開株を買いませんか?」とか、「老人ホームの入居権を買いませんか?」といった例ですね。
老人ホームの入居権に関する詐欺では、「お金はこちらで払うので、入居したいけど入れない人のために名義だけ貸してほしい」などと引き込んでおいて、あとで別のところから「名義貸しは犯罪だ」などと脅して金をゆすり取ろうとするケースもあります。
――お金をたくさん持っている人を騙すケースは、当然被害額も多くなるわけですね。老人ホームの入居問題もそうですが、社会的な問題に根付いた詐欺はいつの時代も必ず被害者が出てしまいますね。
多田:最初に電話を掛けたときに、まずは相手の興味を引かなければならないので、注目の話題を出して引き込んでいくのでしょうね。社会に根付いた問題というと、今だと「マイナンバー制度」も注意しなければならない話題ですね。