漢字違いも要注意! 戸籍の「自分の名前」が間違って登録されていたらどうなるの? (2/2ページ)
■オレのミスなら「家庭裁判所」
戸籍謄本に記載されている内容が間違っていたらどうなるのでしょうか? 姓が違うことは考えにくいが、名前の「漢字」が違うなどはありうるパターンです。この場合、登録した市区町村のミスか、届け出たひとのミスかで話は大きく変わります。軽微なミスなら「修正してね」と手続きをすれば済むが、自分のミスなら裁判所に行く必要があります。
役所で修正してもらえるパターンにも2通りあり、軽微なミスなら市区村長の権限、誤記や入力間違えは役所から法務局に申請し、許可が下りてから修正されます。「オレ間違ってないし」な場合は、あとは待つだけで終わります。
対して「自分のミス」の場合は家庭裁判所の管轄となり、
1. 本人(修正して欲しいひと)が戸籍訂正許可の審判を申し立てる
2. 家庭裁判所で審判され、許可されれば「審判書」が発行される
3. 審判書と届出書を、役所に提出
と、時間も労力もかかってしまいます。2.~3.は1ヶ月以内と決められているので、仕事が忙しいから「そのうち」というわけにもいきません。
なぜ裁判所の審判が必要なのでしょう。届け出たひとの「単純」なミスなら問題ないのですが、
・誰かに変更されてしまった
・ミスではないが、氏名を変更したい
などの事態を防ぐためで、知らないあいだに離婚されていた! 覚えのない家族が増えている! といった問題が起きないよう、変更の必要性を裁判所が判断しているのです。
戸籍は自分のルーツと家族とのつながりを記したものだけに、138条からなる「戸籍法」によって定められています。普段から目にする書類ではないので、パスポート申請や結婚したときに、記載ミスがないかじっくり見ておくといいでしょう。
■まとめ
・日本では当たり前の戸籍制度は、世界的にはレアケース
・謄本は全員分、抄本はひとり分
・入力間違えや軽微なミスは、役所で直してもらえる
・届け出間違えなど自分のミスを修正するには、家庭裁判所の判断が必要