イタリアンはすっかり定着し、好きな料理として「パスタ」と答える女性も多いのではないでしょうか。でもパスタを食べるとき、スプーンの上でくるくる巻いていませんか？ 実はそれ、マナー違反かも？ 今回はレストランでの「パスタの食べ方」についてお送りします。

■スプーンは使わない？
パスタを食べるときは、スプーンの上でフォークにパスタをくるくる巻きつける食べ方がよく知られていますよね。でも実は、正式なマナーでは「パスタはフォークのみで食べる」とされています。スプーンを使うのはアメリカ式のようです。また深いお皿に入ったスープパスタやソースの多いものはスプーンを使いますが、基本的にはスプーンは使わずにお皿の上でフォークに巻き付けて食べるのが正式なマナーです。

■平らなお皿の場合
平らなお皿で提供されたパスタは、フォークだけを使って食べるのがマナーです。フォークで数本をすくいとり、お皿の上でくるくると巻き付けます。このとき、パスタの量が多いと一口で食べられなくなりますので、巻き付けるときは少量ずつにします。普段スプーンを使っていると最初のうちはお皿の上でフォークだけで巻きつけるのに苦労するかもしれませんが、フォーマルなレストランではそもそもスプーンが出ないことが多いので注意しましょう。

■深さのあるお皿の場合
スープパスタなどの場合、深いお皿で提供されます。そのときはスプーンがついてきますので、スプーンを使って食べましょう。スプーンの上でパスタをフォークに巻きつけます。ソースやスープは一度に多くからめないようにしましょう。また「パスタを音を立ててすする」のはマナー違反となります。音を立てて食べることがそもそものマナー違反ですので、汁気の多いパスタでもすすらずに静かに食べましょう。

■ペンネなどのショートパスタやボンゴレなど
巻きつけることが出来ないペンネなどのショートパスタは、フォークに一口分乗せて食べるようにします。乗せるのが難しかったら刺して食べましょう。パスタの穴にフォークが刺さっても大丈夫です。ボンゴレなどの殻つきのパスタの場合は、手を使って貝殻を外してもマナー違反とはなりません。左手で貝殻を押さえて、右手のフォークで中の身を外して食べます。食べ終わった殻は別の器にまとめておきましょう。

「パスタはスプーンを使うもの」だと思われがちですが、正式なマナーでは違うことがわかりました。カジュアルなレストランでスプーンが出てきた場合は使ってもいいでしょうが、フォーマルなレストランでは気を付けてくださいね。
（ファナティック）
※画像は本文と関係ありません。