【研究結果】なぜ女子は「ダイエット命なのか」の意外な理由とは

いつの世でも女性のホットな話題である「ダイエット」。男性には「おしゃれ」の一部と映るかもしれませんが、じつは戦略的な意味を持っているのはご存じでしょうか?
女性の痩身(そうしん)願望は青年期にとくに強く、BMI20未満の「やせ型」のひとでも「もっとやせたい」と思うほど。美の追究と思える行為なのに、多くのひとは賞賛願望、つまり「仕事ができる」と同様に社会的評価を求めてダイエットするという研究結果もあります。ぽっちゃりを解消しようと始めたところ、自尊心に発展するケースもあり、ダイエットが「生きがい」な女子が多数存在するのです。
■ダイエットは戦略的に?
女性にとって「体重ネタ」は非常にセンシティブで、男性が「最近やせた?」と聞くのはありですが、「太ったンじゃない?」は厳禁。逆に、女性から聞かれたときも回答しにくさナンバー1の話題といえるでしょう。
女性はなぜダイエットに夢中になるのでしょうか? そんな研究も多数あり、なかには女子大生500人を対象にした大がかりなデータも存在します。BMI20未満の「やせ型」が6割を占める集団でも、ほとんどのひとがやせたい!と回答するほど女性の痩身願望は強いのです。
なぜやせたがるのでしょうか? 男性なら「美」と答えるでしょうが、ダイエットする理由のほとんどは4種類が占め、
・社会的評価 … ほめられたい
・自尊心 … 自分の「望ましくない」要素をカバーする
・女性らしさ … 美の追究
・成熟拒否 … おとなになりたくない
と、本来の姿である「美」はごく一部、大半は「戦略的」な理由からダイエットが始まるのです。社会的評価は、たとえば「仕事ができるひと」と同じで、自分が「どう映る」かの意味、自尊心は自分が望まない要素の「代わり」なので、根本解決にはなりません。もっとも危険なのが成熟拒否で、おとなになりたくない=成熟した体型を否定=やせる、とつながっているため拒食症になる可能性もあります。いずれにせよ、同世代の男性よりも女性は「おとな」なことがわかる結果です。
■ダイエットはメリット獲得の「手段」
なかにはネガティブな要因から始まるダイエットもあります。BMI高めのひとは「拒否されるのでは?」と思う「拒否回避欲求」や、自尊心が持てないために「空虚感」から始まるダイエットもおよそ半分を占めることがわかりました。社会的評価や自尊心のように、私を見て!的な「顕示(けんじ)欲求」と、自信が持てない/拒否されたくないなどの「自己不全感」はほぼ同数を占め、つまりは自信のある/ないひとが同数いることを意味します。
ネガティブ要因と聞くと「しかたなく」的に思えるのですが、ダイエットを始めると、
・自信がもてないなどのネガティブ要因が薄れる
・やがて「メリット」を感じる
と良い循環に変わり、さらにやせようという気持ちが強まるという結果もあるのです。
これは顕示欲求の場合も同じで、
・「きれい」と言われたい だから ダイエット
ではなく、
・「きれい」と言われる = メリットがある
・メリットを得るには? = ダイエットする
と二段階の構造に成り立ち、つまりダイエットは目的ではなく「手段」であることがわかります。
メリットを感じるなら「あり」でしょうが、過激なダイエットによって神経性無食欲症、逆の神経性大食症になる例は少なくありませんので、自分と相談しながら「ほどほど」にしておくのが良いでしょう。
■まとめ
・ダイエットの原動力は「ほめられたい」など、戦略的な理由が多い
・「おとなになりたくない」気持ちから始まるダイエットもある
・ダイエットはメリットを得るための手段。目的ではない場合がほとんど…
(関口 寿/ガリレオワークス)