【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第2話(前半)「チワワみたいだな」 (2/3ページ)
留学って言っても、10日くらいです」
健「10日でもすげぇじゃん! オーストラリアか。カンガルーとかコアラに触れ合えるなんていいな!」
彩「え、いや……オーストラリアに行くからって、触れ合えるわけじゃ……」
健「今度のテストで英語に絶望したらあんたに教えてもらおうかな」
彩「に、2年の英語なんて、で、出来ないです、たぶん」
健「体育科の英語なんて、2年の問題でも、英語クラスの人間にとっちゃあカンタンだと思うけどな」
彩「む、むりです……」
健「部活はなんか入ってんの? 勉強忙しくてそんなのしてらんない?」
彩「一応、その……ぶ、文芸部に……」
健「文芸部? え、うちの学校にそんな部活あったっけ?」
彩「あるんです……あんまり、活動は活発じゃない、ですけど。部室は、図書室の廊下挟んで左にあるんですよ」
健「え、このへんに部室ってあったんだ! なーんかこっちの校舎って薄暗いから、準備室とかそういう教室ばっかあるんだと思ってた」
彩「確かに、薄暗いですけど、文系の部室は大体こっちの校舎、です」
健「運動系の部室はあっちの校舎の1階にずらっと並んでんだよ。体育科は朝早くて陽が沈むまで活動してるから、昇降口すら普通科や商業科と違うしなぁ。こっちのほうだって特別な用がないとこないし」
彩「自分も体育の時以外はあっちの校舎に行った事ない、です。