【アニメ漫画キャラの魅力】阿吽の呼吸で幼馴染と夢見たコート!青城のエース「岩泉一」の魅力『ハイキュー!!』

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 『ハイキュー!!』は週刊少年ジャンプにて連載されている、高校バレーの魅力がギッシリと詰まった作品です。連載当初のキャッチフレーズは「劇的青春」。また、作中では敵味方校共に個性あふれるキャラクターが多数登場し、多くのファンを魅了しています。コミックスの他にも、ノベライズ(小説)や四コマ本も刊行されており、TVアニメ放映は第二期が、前後編形式でTVアニメの総集編が劇場映画として上映されました。また3DSゲームの他にも、バレーボールを題材にした新しいカードゲーム「バボカ」も発売されています。今回は、そんな『ハイキュー!!』から、烏野の前を常に立ちはだかる最大の敵・青葉城西高校のエース、“岩ちゃん”こと「岩泉一」の魅力についてご紹介させて頂きます。


⇒岩泉一とは?(ハイキュー!!)
http://www.charapedia.jp/character/info/6606/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■青城のエース兼及川さんの相棒

 「岩泉一(いわいずみはじめ)」こと岩ちゃんは、青葉城西(通称:青城)高校男子バレー部所属の三年生です。ポジションはウイングスパイカー(WS)、背番号は4番。個性派揃いの青城男子バレー部副主将です。身長は179.3cmですが本人いわく、「あと1cm・・・いやせめて7mm・・・!」欲しかったのが悩みのようです。短い黒髪を無造作にツンツンとハネさせ、怒り眉毛と意思も強げな三白眼の持ち主ですが、基本「及川」さん以外にはやさしく面倒見の良い人物だと言われています。なお、及川さんと岩ちゃんの“それ”は、青城バレー部においては日常風景と化しています。

 彼のあだ名「岩ちゃん」は、作中において及川さんしか使ってはいません。他の仲間は「岩泉」、後輩は「岩泉さん」、応援コールは「ハジメ」。及川さんと岩ちゃんは幼馴染なので、この呼び方はお互いにとってかなり年季の入ったものなのでしょう。ちなみに及川さんの「岩ちゃん」呼びに対して、岩ちゃんの及川さんへの呼び方はどんなものかと言えば・・・「クソ及川」、「グズ及川」、「グズ及川」を略して「グズ川」、「ボゲっ」などなど・・・。こうして並べてみると岩ちゃん結構辛辣です(笑)。

 しかし、呼び方はどうあれ、この二人は息もピッタリな城西エースと天才セッター。自他共に認める「阿吽の呼吸」コンビです。一見粗雑に思える岩ちゃんの言動も、幼い頃より培われた信頼があるからこそではないでしょうか。

■カッコイイ強さを持つ男前

 なんだかんだ言っても、及川さんを一番認めているのは岩ちゃんです。後輩でもある「影山」の天才っぷりに「トス以外なら負けてない」と言えば「トスも負けてないって言えよクソ及川!」とボールを投げつけて怒ります。そして時間になっても集合せず、他校の女子にチヤホヤされている及川さんを(ボールをぶつけて)連れて行くまでが、岩ちゃんのいつもの仕事なのです。マイペースな主将を力ごなしでコントールしているかのように見えますが、付き合いの長さがそうさせるのか、及川さんの不調やメンタルを誰よりも早く気付くのは岩ちゃんだけなのですから。

 高身長でイケメンな及川さんに、ちょくちょく「モテない」的な類の発言を言われてしまう岩ちゃんですが、その人柄やプレイは「男前」の一言に尽きます。どんなピンチに追い込まれても挫けず怯まず、ここぞと言うときに必ずスパイクを決める、まさに青城の頼れるエース。そのプレイスタイルや言動に、仲間たちからは「カッコイイ」と称され、後輩たちにも慕われている人徳者でもあるのです。

 特に、チームに馴染まず一匹狼だった二年生の「京谷」などは、主将である及川さんに逆らっても岩ちゃんだけには従います。どうやら球技大会、文化祭での腕相撲、全校マラソンなどで、ことごとく負けた京谷は、岩ちゃんに対して一目置いているようです。

 また、後輩の面倒見も良く、金田一の頭を撫でたり、扉絵で伊達政宗のコスプレをした及川さんに馬にされてしまった時も「嫌なことは嫌って言え」とやさしい言葉をかけてあげました。

 そして、岩ちゃん独自のセンスは群を抜いています。北一中学時代には「根性論」と描かれたTシャツを堂々と着ており、他の仲間には笑われていましたが、当時後輩だった影山と金田一の二人だけは「岩泉さんのTシャツかっけえっ・・・!!」と思ってくれたようです。そして敵チームである「日向」の言葉さえ、素直に「!?・・・かっけえなオイ・・・!」と言えてしまう岩ちゃん・・・。まさに「カッコイイ」と「根性論」の塊であるその性格こそが、岩ちゃん最大の魅力なのです。

■幼馴染で相棒で

 北一中学時代、及川さんは自分の前に立ち塞がる「牛島(ウシワカ)」や、二つ後輩として入って来た影山の才能に対して、酷くプレッシャーを受けていたようです。努力を重ねて“天才”と呼ばれる自分以上に、本物の“天才”である影山を認め、それと同時にいつか追い付かれ、追い越されてしまう、そんな焦燥にも似た強迫観念に囚われてしまいます。そんな幼馴染であり相棒の危機を救ったのも、もちろん阿吽の片割れ岩ちゃんでした。

「相手が天才1年だろうが牛島だろうが“6人”で強い方が強いんだろうがボゲが!!」

 岩ちゃんの激で自身の迷いを払拭し、俄然無敵になれた及川さん。やはりこのコンビは、二人揃ってこそ「阿吽の呼吸」で無敵なのです。こうしてみると岩ちゃんこそが“無敵”にも思えますが、試合に負ければ大粒の涙をこぼしますし、最高のトスに完璧なタイミングで入りながら決められなければ悔し涙も流します。それが岩ちゃんの持つ強さの原動力であり、そして魅力なのではないでしょうか。

 最後にネタバレとなりますが、子供の頃から一緒にバレーをし、ともに頂点を目指して歩んできたであろう及川さんと岩ちゃん。二人の高校バレーや部活は一旦は終了しましたが、これからも互いに競い、同じコートを目指すのは間違いないでしょう。「お前は俺の自慢の相棒で超スゲェセッターだ。この先チームが変わってもそれは変わんねえ」。岩ちゃん同様、及川さんにとっても岩ちゃんは自慢の相棒なのですから。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:高塔(キャラペディア公式ライター)

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