最近寝られない人は知っておきたい、「不眠」と「不眠症」の違い

大学のレポートが溜まっていたり、バイトを詰め込んでいたりと、忙しい生活が続いて、最近寝られないなと悩んでいる方もいるかと思います。今回はそんな方に向けて、ぜひ知っておいてほしい、不眠と不眠症の違いについて説明します。
■不眠と不眠症
みなさんは「不眠」と「不眠症」とで意味が違うということをご存知でしたか? 世間ではごちゃ混ぜに使われてしまっている方が多いように思います。そこで今回は、2つの意味の違いを整理しておきます。不眠症が立派な病気に分類されるのに対して、不眠自体は症状として使用することはありません。ただ単に「眠らないこと」もしくは「眠れないこと」を指しています。例えば、試験の前日に詰め込んで徹夜で勉強するときや、飲み会で明け方まで飲んだときなど、いろんな理由で眠らないことはありますよね。このように一時的に眠らない状態を不眠と表現するのです。ただし、そのような毎日が続いてしまうと、日中の生活で集中力が低下したり倦怠感を持つようになったりと、悪影響が出てくることがあります。そうして夜にぐっすり眠ることができなくなる、いわゆる入眠障害や中途覚醒などの睡眠問題もつきまとってくるケースも発生するようになります。1ヶ月以上の間このような睡眠問題が続き、なおかつ日中に身体や精神の不調をきたしている場合に、不眠症という診断が出る可能性があるのです。すなわち、不眠とは"一過性"、不眠症は"長期性"の状態を指していると言えます。先にも言いましたが、不眠症は厚生労働省でも立派な病気と定義されているので、早めに医師に相談するのが良いでしょう。
■不眠症にならないようにするためには
不眠症は普段の生活習慣が崩れるところから始まります。大学生になって、勉強も仕事もプライベートも! と張り切って詰め込み過ぎてしまい、深夜まで眠れない状態が続いている方もいるのではないでしょうか? そういうときは、一つ一つに対する集中力や意欲が低下してしまい、逆に全てが中途半端な状態に陥ってしまうこともあります。そして、眠れないかもしれないという恐怖観念が、さらに睡眠障害を引き起こしてしまい、悪循環となることも。こういった事態に陥らないように、体が慣れるまでは、できるだけ負担の少ない生活をすることが望まれます。それでも不眠症の兆しを感じ、改善できないときは医師に相談して対策を聞くのが一番です。
■質の高い睡眠を得よう
単純に睡眠時間を増やせば、不眠症は治るというわけではないということも知っておいてください。睡眠は量よりも質のほうが大事だと言われています。特に寝るときの空気の状態には気をつけましょう。布団は定期的にきれいな状態にして、きちんと有害物質を除去する空気清浄機をつけるというのも一つの手です。
不眠症は中枢神経の病気に分類されるため、上記で紹介した以外にも、食事や運動習慣も密接に関係しています。規則正しく3食を摂ることや、日中は運動不足にならないようにするというのも大事です。不眠が続きそうなときは早めの対処を心がけましょう。