ガセネタが横行する終末期医療…がん温存療法の是非 (2/2ページ)
来年、私自身が東京大学での研究をまとめた『首都圏2030』という社会保障費関連の本を出すんですが、そこでも議論されたのが終末期医療の適用率の低さ(DNaRオーダー)と、今後は別の事情で尊厳死も含めた「死に方」の議論はどんどん出てくるだろうと思っております。
Yosyanさんの記述にも、思わず嘆息してしまうような文章が並んでいます。
「せめてお別れの挨拶をしたい」という動機は強いだろうなあ。最近では、川島なお美さんや北斗晶さんのがん闘病で、また近藤誠さんによる「がん放置療法」が話題になったりしてましたが、つい先日も大学時代の同窓ががんで亡くなっている側からするとちょっとあり得ないんですよね。
どうも放置療法については集団訴訟するべきだという話があるらしく、もしも周囲でそのような心当たりがある方は調べてみては如何でしょうか。
患者の〝生きる力〟を蝕む近藤誠医師の「がん放置療法」
近藤誠医師「がん放置」に対抗するためには集団訴訟!!??
「最大の悲劇は、善人の沈黙」 - 勝俣範之・日本医大武蔵小杉病院腫瘍内科教授に聞く◆Vol.2
ある意味で、科学信仰全盛の現代で、真にご利益があるのは倫理に基づいた献身的な治療を施してくれる専門家たる医師の知識と経験と両手であることは間違いないんですけどね。
人間の真価というのは、困った時にどれだけのことが自分自身でできるかだけではなく、少数でもしっかりとした味方が身を支えてくれるのか、ということであって、無償の愛を捧げてくれる家族って本当に大事なんだなと改めて思うのでありました。
まあ、私も数日間高熱でひっくり返っていたのを、クソ忙しいはずの家内がせっせと看病してくれたことに感謝してるんですよね。死ぬかと思ったわ。
著者プロフィール

ブロガー/個人投資家
やまもといちろう
慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数
公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)