浮世絵と古写真の共通点?幻の技法"写真油絵"も堪能できる展覧会「浮世絵から写真へ」レポート (2/3ページ)

Japaaan

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「浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―」開催に当たって行われた調査の結果、小豆澤の作品がたくさん再発見されました。時代の流れに翻弄された新技術に思いを馳せてみるのも趣深いはずです。

ユニークな作品群が目立ちますが、時代が変化してもモチーフは変わらないという事実にも注目してみましょう。

江戸時代には、“100人の美女” の美女を集めた美人画が盛んに描かれました。その発想は写真にも受け継がれます。写真師・小川一眞は「凌雲閣百美人」をテーマに撮影しました。それらの写真は印刷・出版されて大ブームとなりました。美人に対する関心の高さはいつの時代も変わらないのですね。

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「浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―」は、江戸時代の名所が描かれた2点の屏風を展示するプロローグで始まり、相撲錦絵を展示するエピローグで終わります。風景と人物を写すという役割は浮世絵にも写真にも共通します。その流れは、新技術が誕生しては消えてゆく現代のテクノロジーにも通じています。

時代の中で変わるものと変わらないものが、「浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―」の中ではっきりと見えてきます。展示を眺めながら、幕末から明治という激動の時代と多様な価値観が入り乱れる現代とを比較してみてはいかがでしょうか?新たな発見がきっとあるはずです。

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