浮世絵と古写真の共通点?幻の技法"写真油絵"も堪能できる展覧会「浮世絵から写真へ」レポート (1/3ページ)

Japaaan

浮世絵と古写真の共通点?幻の技法"写真油絵"も堪能できる展覧会「浮世絵から写真へ」レポート

めまぐるしい技術革新が繰り返される現代、日本の、そして世界の行方がとても気になります。そのときに参考となるのが歴史的な事実ではないでしょうか?

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江戸東京博物館で開催中の「浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―」は、テクノロジーの進歩を見直す上でも参考となる展覧会です。幕末から明治にかけて、日本の伝統である浮世絵は、西欧から輸入された写真と出会いました。浮世絵と写真がお互いを意識し始めたとき、どのような事件が起こったのでしょうか?

「浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―」は、浮世絵から写真への移行を紹介する展覧会ではありません。様々なアプローチの結果である作品群を展示しているところが非常に面白いのです。

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開国によって日本にもたらされた西洋の油絵。当時の日本の画家たちがこれに憧れ、泥絵やガラス絵などの素朴な技法で西洋画に近づこうとします。そんな中で誕生したのが写真油絵です。

写真に油絵具で着色するというユニークな技法は、横山松三郎によって考案され、弟子の小豆澤亮一に受け継がれました。小豆澤は写真油絵で専売特許を取得しますが、その5年後に死亡。写真油絵は人々に忘れ去られ、「幻の技法」となってしまいます。

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