【衝撃の研究】ひとり暮らしはかなり「不健康」ってほんと?

学生のうちに経験しておきたいのが「ひとり暮らし」。最初は気楽!と喜んでいたけど、掃除や洗濯に追われるうちに実家最高!と思ったひとも少なくないでしょう。
ひとり暮らしになると、自分が気にならないことは省略する傾向が強くなり、換気や掃除、ゴミ出しの回数が減り、基準値を超えたキタナい「空気」で生活しているひともいます。医療に関わる学生なのに1日3食とらないひとが3割を超えるなど、自由すぎて不健康な生活になりがちなことがわかったのです。
■5分の「換気」でリフレッシュ!
たとえ家族であっても、実家に住んでいれば共同生活なので、すべて思いのままにはなりません。住環境も同様で、「たまには掃除しなさい」と言われ、しぶしぶ自室を掃除したなんて話はいつの世にもあります。ところがひとり暮らしになると、誰にも注意されないのがメリットでありデメリット。部屋を清潔に!と心がけてもなかなかできず、気になったら掃除、と気ままな生活になってしまうのが人情です。
ひとり暮らしでも健康的に生活できるのでしょうか? 残念ながら答えはNoで、これを裏付ける研究結果も数多くあり、病気にはならないけど「かなり不健康」な環境で暮らしているひとが多いことがわかりました。
ひとり暮らしの学生・約300人の「部屋の空気」を調査したところ、湿度や二酸化炭素濃度が基準値を上回り、サンプルの3/4は基準値を超えた不健康な部屋で生活していたのです。測定結果を抜粋すると、
・二酸化炭素 … (基準値) 1,000ppm以下 : (サンプル)1,200ppm
・湿度 … (基準値) 40~70% : (サンプル)82.5%
・可燃ゴミの「ゴミ出し」 … 週に1回(45.7%・最多)
と、厚生労働省が定める「建築物環境衛生管理基準」を超え、住む場所として「よろしくない」結果が多かったのです。基準値を超えたからと即・病気!にはなりませんが、新鮮な空気と呼べる二酸化炭素濃度は300~400ppm、湿度80%を超えるとカビが生えやすくなるので健康的とは呼べません。
原因は「閉めっきり」で、サンプルのように二酸化炭素が1,200ppmになっても、たった5分間、
・窓を開ける、換気扇を回す … 700ppm
・窓とドアを開ける … 300ppm
するだけで基準値未満に戻せますので、時間を決めて定期的に換気すると良いでしょう。
■わかっちゃいるけどヤメられない
食事はどうでしょうか? どうしても外食が増え、栄養のバランスが気になるところですが、調査結果は「それ以前の話」。1日3食とらない率が30%以上と、トホホな結果になったのです。
看護を学ぶ学生およそ90人を対象に調査したデータでは、およそ、
・ひとり暮らしをしている … 62%
・1日3食とる … 70%
・食事に気をつけている … 51%
・食生活に「問題がある」と思う … 71%
の結果となり、ひとことでまとめると「改善しなきゃって思ってるンだけどねぇ…」といったところでしょうか、医療に携わる学生でこの結果ですから、ほかの分野は推して知るべしでしょう。
ひとり暮らし=不健康とは限りませんが、健康的とは呼べない率が高いのも事実。これからの季節、部屋が閉めっきりになりがちですので、「なんか調子悪いンだよなぁ」が続くひとは換気からはじめてみると良いでしょう。
■まとめ
・ひとり暮らしの部屋では、二酸化炭素濃度が基準値を超える率が高い
・窓とドアの両方を5分間開けるだけで、外気と同レベルに戻せる
・看護を学ぶ学生でも、1日3食とる率は70%程度
・食生活に問題を感じながらも「そのまま」にしているひとが7割もいる
(関口 寿/ガリレオワークス)