歩きスマホを続けると椎間板ヘルニアになる!? (2/3ページ)

新刊JP

この感覚のまま立つことができれば、「立っているのがしんどい」とはならないでしょう。
靴以外に、服が体型に合っていないというケースもありますね。いずれにしても、身体のどこかが不自然な状態のまま立たされると、身体全体的に歪みが出てしまいます。歪みがあると、身体の軸がぶれてしまい、最終的に「何かに寄りかかる」という現象としてあらわれるんです。肌感覚ではありますが、最近、そのように歪みが出てしまっている人は増えていると思いますね。

――それでは他に、仲野さんが街中を歩いていて、目にとまる光景はありますか。

仲野:東京で地下鉄の駅から地上に上がろうとすると、たまにとても長いエスカレーターに遭遇することがありますよね。そういうとき、ついエスカレーターの右側と左側にどれくらい人がいるかの比率が気になってしまいます。普段からこまめに運動をしている人だと、苦もなく、というかむしろ喜んで右側を歩いてのぼっていく。それに対し、ぐったりとした感じで左側にとどまる人がいます。長めのエスカレーターを下から見上げた瞬間、「歩きたくないな」と思ってしまう人は、何かしら身体が問題を抱えていると思ったほうがいいでしょう。その意味で、エスカレーターの左右の比率を見ると、どれくらいの人が不健康なのかが分かっておもしろいですね。

――本書でも身体を動かすことの重要性を説かれていましたね。

仲野:小学校や中学校のとき、必ず週に1コマか2コマは「体育」の時間がありましたよね。成人後も、あれぐらいの頻度とボリュームで身体を動かすことをおすすめします。少しでも身体を動かせば、「前よりも肩が上がらなくなった」とか「走れなくなってきた」とか、何かしら身体の変化を感じて「このままじゃマズいな」と思うはずですから。マズいと思って運動を習慣化すれば、身体の衰えを鈍化させることはできます。逆にいちばん危険なのは、ろくに運動もせず、危機感もおぼえないまま老後を迎えてしまうこと。やっと自由な時間ができたと思ったら、今度は身体の自由がきかないということになってしまいます。

――毎週、一定の時間を「体育」に充てるとなると、ライフスタイルの問題にも関わってくるように思います。その点で本書に出てくる「歩きスマホが姿勢を悪くする」という話には、とても驚きました。

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