NHK朝ドラ「あさが来た」ヒロイン・波瑠の”びっくりぽん”な舞台裏「かなり厳しい下積みも経験」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

NHK朝ドラ「あさが来た」ヒロイン・波瑠の”びっくりぽん”な舞台裏「かなり厳しい下積みも経験」

 波瑠は東京都足立区出身で、13歳の中学1年生の時に現在の事務所に所属。「南波瑠」の芸名でファッション誌の専属モデルを務めるかたわら、女優業にも挑戦し続けてきた。

 透明感あふれるイメージからは、さしたる苦労もなく現在のポジションを手に入れたようにも思えるが、実はかなり厳しい下積みも経験しているのだ。

「06年のWOWOWで芸能界デビューを果たして以降、コンスタントに女優の仕事は続いていましたが、どれも印象の薄い脇役ばかりでした。人気携帯小説『恋空』を映像化した作品では映画版、ドラマ版の両方に出演していますが、いずれも主人公の友達という中途半端なポジション。当時の流行だった茶髪の女子高校生ファッションも魅力的とは言いがたかった。08年に出演した映画『リアル鬼ごっこ』では、登場した瞬間、電車にひかれて死ぬという端役扱いでした」(映画評論家・秋本鉄次氏)

 そんな状況の中、本人が、

「女優という仕事に対する意識が大きく変わった」

 と語る作品が、深津絵里主演の映画「女の子ものがたり」(09年)だ。出演に際して本人がインタビューでこう答えている。

「自分の(演技)レベルが低すぎて、監督から求められていることに応えられない。今まではこのレベルで許されていただけなんだ、と悟りました」

 当時の波瑠はちょうど高校卒業の時期。本格女優への道を模索し始めたものの、仕事がなく、焦りのあまり「何か資格を取ろうか」と悩んだほどだという。それでも「逃げ道を作ったらダメだ」と踏みとどまり、月に30本のペースで映画を観るうち、

「どの女優さんもすごいけど、この人も人間だし、演技にこうじゃいけないという正解はないんだ」

 という、ある種の“開き直り”に達したのだという。

 光明が見え始めたのは長編映画初主演となる10年公開の「マリア様がみてる」。同性愛をテーマとしたライトノベルの実写化だ。波瑠は女子高で下級生が憧れるロングヘアの清楚な“お姉さま”役を演じた。このことで、一部マニアから注目を集め始める。

「今をときめく広瀬アリスも共演しており、いわゆる“姉妹萌え”嗜好を持つオタク系男性層に人気となりました。

「NHK朝ドラ「あさが来た」ヒロイン・波瑠の”びっくりぽん”な舞台裏「かなり厳しい下積みも経験」」のページです。デイリーニュースオンラインは、女の子ものがたりマリア様がみてる週刊アサヒ芸能 2015年 11/12号波瑠あさが来たエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る