なぜ星はさまざまな色で輝いているの? (2/2ページ)
一方、表面温度が低くて赤っぽい星は放出するエネルギーの少ない老人の星であるといえます。
■ 惑星の色はどうやって決まるの?
つづいては惑星について見ていきたいと思います。
恒星と違い、地球や火星のような惑星は自分で光っているわけではなく、中心にある恒星(太陽)の光を受けてそれを反射しているにすぎません。つまり、惑星の色というのはその惑星の大気や大地が何色の光を反射するかによって決まるわけです。
まずは、一番身近な地球を例に考えてみましょう。
人類で初めて地球を飛び出した宇宙飛行士のガガーリンは、「地球は青かった」という名言を残したとされていますが、このように地球が青く見えるのは地球の大気が青色を反射しやすい性質であるためです。
同じように、金星であれば全体を覆う厚い濃硫酸の雲が太陽の光を反射して黄色っぽく見えますし、大気の薄い火星の場合は地表面に赤黒い酸化鉄が多く含まれていることから赤っぽく見えます。
なお、月のような衛星についても、太陽からの光を受けて輝いていますので、惑星と同じような理由で色が決まってきます。
■ まとめ
夜空を彩る星たちは今夜もさまざまな色で輝いています。
中でも、恒星の色というのはその表面温度の違いによって変わることがお分かり頂けたでしょうか。
青白っぽい星というのは温度も高く若い星、赤っぽい星というのは温度も低く年老いた星であるというわけです。
一方、惑星や衛星の場合は太陽の光を反射するため、大気や大地の成分によって色が決まってきます。
このように、星の色を見ればその星がどのような性質を持っているのかということも、なんとなく把握することができてしまうなんてスゴイと思いませんか?
(文/TERA)
●著者プロフィール
小さい頃から自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。