重大病が見つかるチェックリスト「膝痛(変形性膝関節症)」 (2/4ページ)
【6】【7】に当てはまる人は、ほとんどの場合、膝にあまり負担をかけないようにしながら太腿の筋肉を鍛える運動療法で改善できます。【8】~【10】に当てはまる人は、軟骨がすり減ったり、骨の隙間が狭くなったり、骨自体にも問題が生じている可能性あり。運動療法の他に保存療法や手術が必要な場合もあります。一度、整形外科を受診したうえで、対策を講じましょう。
関節とは、骨と骨とが接する部分を言いますが、骨同士がじかに接しているわけではありません。「軟骨」という滑らかな組織が骨の両端を覆い、それがクッションの役割を果たすことによって、骨同士が直接ぶつからないようになっています。膝を曲げたり伸ばしたりといった動きがスムーズにできるのも、この軟骨があるおかげです。
しかし、関節の軟骨は、厚さがわずか3~4ミリと非常に薄く、加齢や肥満、運動や仕事による関節の酷使などによってすり減りやすくなります。また、膝の一定部分に負担がかかりやすいO脚やX脚の人は、さらにそのリスクが高まります。
軟骨がすり減ると、骨同士が接触しやすくなって、炎症を起こしたり、骨の位置がズレたりします。こうした状態にあることを「変形性膝関節症」と言い、進行すると激しい膝の痛みや関節の変形につながります。
実際、膝の痛みの原因で最も多いのが「変形性膝関節症」ですが、関節リウマチ、半月板損傷、痛風(膝に起こることもある)、大腿骨顆部骨壊死などによる痛みもあるので、まずは整形外科で正しい診断を受けることが大切です。
膝は、太腿の骨(大腿骨)と、すねの骨(脛骨)をつないでいる関節ですから、太腿の筋肉である大腿四頭筋を鍛えることで改善される場合が多いです。あきらめずに運動療法にチャレンジしましょう。ただし、進行している場合(【8】~【10】に当てはまる人)は、対処法を間違えると悪化させるおそれがあるので、医師の診断や診察を受けたあとに行ってください。
ここでは変形性膝関節症の運動療法として知られる4つの運動を紹介します。