【アニメ漫画キャラの魅力】奇才!?天才!?調査兵団一の情熱家「ハンジ・ゾエ」の魅力とは?『進撃の巨人』 (2/2ページ)
兵団での作戦立案や指揮、兵器の開発、情報収集や分析など、ハンジさんの活躍の場は多岐に渡ります。また、その論理的な思考の持ち主ゆえか、真実が隠される事にとても怒りを感じるようです。知的好奇心が旺盛なのでしょう。あらゆる情報や知識を現状に活かすことにとても優れています。敵がどこに潜んでいるか分からない、裏切り者がいるかもしれない、という『進撃の巨人』の世界において、ハンジさんの推理力は、調査兵団の貴重な武器なのです。
■心を汲むことの出来る優しさの持ち主!
人の目など気にせず、自由に生きているかのように見えるハンジさんですが、実は周りに気を配れる心優しいお方です。不器用な「リヴァイ」が言葉足らずな時にはきちんと通訳をしてあげますし、政府に操られる新聞社の人との交渉では、見事に相手の心理を読み、感情に訴えることで目的を達成します。
ウォール教の司祭・ニックが、壁に関する重要な秘密を知っていたと判明した時、ハンジは激高しました。真実を話さないならここ(壁の上)から落とす、と迫ります。しかし「ニック」にも譲れない正義がありました。自らの命よりもその信念が大事だと、決して口を割らないニックに、ハンジも一度は引き下がります。彼のその姿勢に、何か共感するところがあったのでしょうか。その後「ニック」は敵襲にあってしまい、それが判明したとき、ハンジは怒り悲しみ、責任を感じる事になります・・・。
ニック以外にも、ときどき敵に対して非情になりきれない姿を見せるハンジさん(戦闘は除く)。強い正義感の持ち主で、エルヴィンから次期調査兵団長に任命されるほどの実力の持ち主ですが、いつかその優しさが彼女の心を壊してしまわないか心配です・・・。きっと感情を理性と論理でおさえているのでしょう。
巨人への執着や狂気すら感じる好奇心で、一見するとただの変な人「ハンジ・ゾエ」。しかし本当は、誰よりも正義感にあふれ、人類の勝利を願い、自ら率先して行動することの出来る、優しく賢い人なのです。今後、巨人の謎を解明する為に、ハンジさんは活躍しまくってくれるはず。楽しみで仕方ありません。
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★記者:しゅるま(キャラペディア公式ライター)