ゆで卵の殻がむきにくいのは新鮮な証拠! では簡単にむくコツは? (2/2ページ)
■意外とデリケートな「ハードボイルド」
新鮮なうちに「キレイにむけるゆで卵」は作れないのでしょうか? 答えはYes、ゆでる2~3日前に冷蔵庫から出しておくだけでOKです。
生卵はもともと長期保存できる食材で、保存温度と生食できる期間の目安は、
・10℃ … 57日
・20℃ … 30日
・29℃ … 15日
期間さえ守れば夏でも「室温」保存できる耐久性を持っています。本来は冷蔵庫に入れる必要もありませんし、低温が時間の経過を遅くし「むきにくさ」の原因にもなっています。そこで使う2~3日前に冷蔵庫から出し、正しい時間軸に戻しておくと、キレイに向けるようになるのです。
夏場でも2週間ぐらいは室温保存できるのですから、室温で2~3日過ごしたからと極端に傷むことはありません。それよりも、ゆでた後のほうが注意すべきで、硬ゆで卵を保存できる期間は、
・10℃ … 21日
・25℃ … 3~7日
と、生より短くなってしまいます。これは卵が生きている証拠で、生のうちは菌に対抗する力を持っているのに対し、ゆでてしまうと抵抗力がなくなってしまい傷みやすくなります。そのため、
・生卵 … 常温保存が可能
・ゆで卵 … 冷蔵庫で保存すべき
と、硬ゆで卵は「ハード・ボイルド」の語源なのに、イメージとは逆ですね。ゆでてあるから大丈夫!はまったく根拠がありませんので、一度に大量にゆでず、なるべく早めに食べるようにしてください。
■まとめ
・新鮮なゆで卵ほど、殻がむきにくい
・2週間経った卵は、むく時間が5分の1に短縮、食べられる量が1割ほどアップする
・白身のpHが変化するのが原因
・ゆでる2~3日前に冷蔵庫から出しておくだけで「むきやすいゆで卵」が作れる
(関口 寿/ガリレオワークス)