上級生ほど孤独!? 大学生の間で「ぼっち飯」が流行っているのはナゼ? (2/2ページ)
■「ぼっち飯」はおとなの証拠?
このデータはなにを意味しているのでしょうか? 前者は「学校」に関わるイベントなのに対して後者は「学校外」。つまり上級生になるにつれて「社会」とのつながりを重視するようになっているのです。
これを裏付けるデータとして、
・学食に友人と行く … (全体)0.71 : (上級生)0.56
・ひとりで牛丼屋に行く … (全体)0.77 : (上級生)0.79
からも、校外はもちろん、学校内でも単独で動く「個人志向」が強まっていることがわかります。
最初は集団行動が多かったのに、なぜ個人志向に変わってゆくのでしょうか? 下級生のうちはサークルのイベントなどを「断りにくい」のも確かですが、新入生同士ならさほど気にする必要はないはずです。この変化を時系列にみると、
・新入生 = 新しい環境に不安を感じる
・不安を解消するために「グループ」行動をとる
やがて学校や人間関係にも慣れ、自分の目的や志向がはっきりしてくると、
・グループ行動よりも「個人」を優先
となり、最初は「学校」に限定されていた人間関係も、やがては「社会」に目を向けるようになるからです。
ある意味で偶然の産物であるクラスメイトやサークルの仲間から始まり、やがては学外のつながりを優先しているのですから、ぼっち飯は「おとなの階段」といったところでしょうか。とはいえ、学食で「ぼっち」は近寄りがたいオーラを発してしまいますから、学校内での「おつきあい」もお忘れなく。
■まとめ
・新入生のころは「集団」で行動するが、上級生になると単独行動が増える
・学校生活にも慣れ、自分の志向や方向性がわかってくるのが理由
・興味の対象が「学内」から「社会」に変化する
・「ぼっち飯」はある意味で当然の結果
(関口 寿/ガリレオワークス)