女性監督によるホラー映画の祭典でゾンビに「東京スクリーム・クイーン映画祭 2015」 (2/2ページ)
あっという間に、本格ゾンビが完成! 特殊メイクワークショップ
短編上映の後は、特殊メイクアップアーティスト・梅沢壮一さんによるワークショップが開催されました。梅沢さんは、映画、TVドラマ、CMなどさまざまなシーンで特殊造形、特殊メイクを行う日本を代表する特殊メイクアップアーティスト。2007年の「TVチャンピオン・特殊メイク王選手権」では優勝も果たしています。
フィルモグラフィー(特殊造形・特殊メイク)
『映画妖怪人間ベム』(2011年)
『桐島、部活やめるってよ』(2012年)
『悪夢ちゃん The 夢ovie』(2014年)
『ST 赤と白の捜査ファイル』(2015年)
『暗殺教室』(2015年)
『進撃の巨人』(2015年)他
ワークショップは約1時間。さて、どんなゾンビが誕生するのでしょうか? 最初に梅沢さんがモデルのカーラさんにメイクを施します。参加者はそれをお手本に、メイクキットを使いメイクをします。
まずは顔にシール型の傷メイクをつけることからはじまります。その後、よりゾンビに近づけるため白めのファンデーションを顔全体に塗ります。
ポイントは、厚めに塗って眉毛&唇も塗りつぶすこと。
ゾンビらしく顔色が悪くなったところで、ゾンビメイクに欠かせないシェーディングを行います。まずは、頬の下を削げ落とすように黒く塗りはじめるのですが、これが、なかなか難しい。特に普段からメイク道具を使わない男性は手こずっている人も多く、うまく境目をぼかせずにデーモン閣下のようなメイクになる人も多数……。

頬を塗ったあとは、目の周りにも暗い色のファンデーションを塗っていきます。そして次は鼻の先端。骸骨のように窪ませます。鼻の次はほうれい線。
普段は絶対に描かないほうれい線ですが、ゾンビには必要不可欠。その他、こめかみや唇の下の影の部分にも塗ると更にゾンビ感はアップします。
ここまで来たら、明るい色をのせます。ファンデーションを混ぜて作った明るめの茶色を、先ほど黒く塗らなかった頬骨やあごなどにのせていきます。
ようやく赤色の登場。赤を目の下に充血しているように入れ、赤と黒を混ぜたような色で唇に縦線を引き、ひび割れを強調します。
そして最後の仕上げです! まずは、血のりを傷シールの上に塗ります。一気にゾンビ感が増しますね。血のりは、傷だけではなく周りにも広げることでよりリアルに。
その他、鼻血をつけたり、口から垂らしたり、自分の好みで血のりをつければゾンビの出来上がりー!!みんな同じようにメイクをしているのですが、人によって個性が出ます。
参加者にインタビュー
イベント参加者の方にお話を聞いてみました!
カップル
「(特殊メイク体験は)おもしろかったです!」「この後、どこかへ行こうとは考えていなかったんですけど、ゾンビメイクをしたら行きたくなりました!」

通りすがりで参加したという男性
「メイクははじめてですが、おもしろかったです。はまりそうな勢いです! 特殊メイクをしたくてもできない人も多いと思うので、こういったイベントがもっとたくさん増えればいいと思います」
エキストラの仕事をした時に血のりをつけた経験から、特殊メイクにはまったという女性
「友達を誘ったのに断られてしまったのですが……すごく楽しかったです(笑) 来て良かったです!」
最後は、みんなで記念撮影。プロが教えるゾンビメイクは高いクオリティ。これなら、コスプレだらけの渋谷のハロウィンに飛び込んでも目立つこと間違いなしですね!映画、アート、メイクと、全身でホラーを楽しめる映画祭でした。

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(取材/舟崎泉美)