【中国】2人以上産まないと罰金!? 一人っ子政策廃止の意義 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 では、このまま中国政府が手をこまねいて見ているかというとそうはならないはずです。僕自身が目にしてきた光景を語りましょう。

 僕が子どもの頃は、計画生育が施行された時期ということもあり、街のいたるところに一人っ子を推奨するスローガンが掲げられていました。それでも二人目、三人目を妊娠する女性は後をたたなかったのですが、政府はその対策として、子どもがいるにもかかわらず妊娠している女性を見つけてはとらえて、病院で無理やり中絶を行わせました。

 これらの一連の行為は中国では「引産」と呼ばれ、自治体や病院側の貴重な収入源になっていたのです。

 では、今回、「一人っ子政策」を辞めた中国政府が今後どうするかというと、それは火を見るよりも明らかです。ネット上ではこのような声が上がっていました。

「今度は二人以上生まないと、罰金か?」

 そう、これまで計画的に人口を調整してきた中国は、今までとは逆に一人しか子どもを作らない家族に対する罰金、更には中絶行為の禁止を制定する可能性があります。

とある中国人ネット民が、次のようなツッコミをしていて、大いに共感されていました。

「ぜひ二つ目の政党を許可しなさい」

 新しい命を、自国を繁栄させるための「道具」としか見なしていない中国政府──僕も新たな政府が生まれることを強く望んでいます。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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