ダメ虎は変わらず? 金本阪神が「必ず失敗する」これだけの理由 (2/3ページ)
「一軍の打撃コーチをするならともかく、掛布氏を二軍監督にする球団の意図が分かりません」
掛布二軍監督は、金本監督の大先輩で、生え抜きの「ミスタータイガース」。金本監督もスターだがそもそも「外様」。掛布二軍監督に対しては当然、遠慮がある。「一軍と二軍が話もしないという関係にはしない」と金本監督が、わざわざ口にしているのも不自然な話。金本監督と掛布二軍監督の関係に危うさがあるのだ。
その掛布二軍監督にしても、昨年、背番号なしのDCという肩書で若手を指導したとはいえ、正式にコーチングスタッフに名を連ねるのは今回が初めて。掛布二軍監督だけではない。金本監督、矢野コーチをはじめとして、指導者としての経験がない人物が6人も閣内に名を連ねていることも懸念材料だ。
「日本には指導者を育てるシステムがないのが一番の問題ですが、この点は不安ですね」(前出の江本氏)
その金本監督は就任早々、“厳しさ”を前面に打ち出してきた。ドラ1で交渉権を獲得した髙山俊外野手(22=明大)に対し、「練習は厳しい」と言明。秋季練習でも、チンタラしている若手にカツを入れるシーンが見られた。これは
「今まで通りでは勝てないことは分かっているので、チームを『変革』していかなければならない」(金本監督自身の言葉)
からこそ、打ち出した方針だが、「生ぬるい体質に、どっぷり浸かってきた今の選手たちが、厳しい練習についてこれるのか」(阪神OB)という疑念がある。
厳しい練習はチーム力の底上げも期待できるが、裏目に出る危険も秘めている、皆が鉄人ではないのだ。場合によっては、ケガ人続出、というケースもあり得る。金本監督は、パワーアップの具体的方策として、「ウェイトトレーニング」の重要性を強調している。
「たとえば、エースの藤浪晋太郎(21)にもウェイトトレーニングによる肉体改造の重要性を説いています。筋肉量を増やせば下半身が強くなり、コントロールも増し、腰のキレ、体幹も強くなるという理屈で、藤浪自身も3キロ増を目指しているといいます」(前出のデスク)
だが、特にピッチャーにはウェイトが、もろ刃の剣であるのはよく知られている。確かに、ダルビッシュ有や田中将大はそれで成功したが、巨人の澤村拓一投手など、うまくいっていないケースも多い。