【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第11話(前半)「俺に少し言い訳させて?」 (2/3ページ)
じゃあやっぱり俺自身の魅力を巴に伝えるしかないな!」
彩「せ、先輩にどんなに魅力を語られても、やってる事でマイナスです・・・」
健「やってる事って?」
彩「手、手、手ですよっ、あっ、な、な、撫でないでください!」
健「巴の手、指長くてツルツルしてて触り心地いいな」
彩「へ、ヘンタイ!」
健「変態って、酷くないか? 手握っただけだろ?」
彩「さ、触り方がいやらしいんですよ・・・お、おかげでまともに思考が働きません」
健「ぼぉっとしちゃう? 俺の事しか考えられなくなる?」
彩「さ、殺意と嫌悪が沸きます・・・。い、今自分の中を占めているのは、どうしたら、先輩の手の甲に、ボールペンを刺せるかというシミュレーションです」
健「・・・案外怖い事考えてんだな・・・わかった、離すよ離す。嫌われたくないからな」
彩「自分に、嫌われても、なんとも思わないんでしょ?」
健「どうせなら嫌われるより好かれたいとも言っただろ?」
彩「す、好かれたいと、ちょっとでも思ってるなら、変な事しないでください」
健「俺は変な事なんて一度もしてないけどなぁ」
彩「どどど、どの口が、そんな事言ってるんですかっ・・・図書室に鍵かけて、札までぶら下げた癖に」
健「根に持つなぁ」
彩「と、とにかく、もうどこも触らないでください・・・」
健「巴が嫌がるならもうしないよ」
彩「も、もう・・・ほんと先輩、人が悪いです・・・」
健「え、なんで?」
彩「先輩、笑ってる・・・」
健「ああ、ごめん。だってやっぱり可愛いんだよ、巴が。こっちを脅えたような目でみながらも、逃げられなくてブルブルしてて。