胸キュンが止まらない! おすすめ恋愛アニメ15選

学生の窓口


季節の変わり目ってちょっと人恋しくなったり理由も無く切なくなったりしますよね。そんなときには、胸キュン必死の恋愛アニメで寂しさを紛らわしちゃいましょう! そこで今回は、心にグッとくる恋愛アニメの名作をご紹介します。

■ストレートでピュアなものから濃厚なドロドロ劇まで……

●おすすめ恋愛アニメ1 『君に届け』TVシリーズ

長く黒い髪と暗い見た目から「貞子」と呼ばれている女子高生・黒沼爽子。しかし、爽やかで格好いいクラスの中心的人物・風早翔太と会話を交わしたことがきっかけで、爽子は彼に憧れを抱くようになります。その後も風早は爽子と積極的にコミュニケーションを取り、次第に爽子を取り巻く環境が変わっていきます。やがて爽子は自分が風早に抱いている感情が「恋」であることを自覚し……。

原作は『別冊マーガレット』で連載中の人気漫画。アニメは2009年-2010年に1期、2011年に2期が放送されました。地味だけど真面目で純粋な主人公の爽子が、風早に導かれて少しずつ自分の世界を広げていく過程がグッとくる作品。もちろん爽子と風早のピュアすぎる恋模様も見ていてキュンキュンします。真っすぐだけどどこかもどかしい、そんな高校生の恋愛が詰まったアニメです。

本放送:2009年10月6日-2010年3月30日/2011年1月4日-3月29日
原作:椎名軽穂
監督:鏑木ひろ
作画監督:柴田由香/佐藤仁実/吉田咲子/末永宏一/西位輝実/井川麗奈/長谷川ひとみ/矢萩利幸/森田史/黒柳トシマサ/石川真理子/千葉崇明/浅野恭司/頂真司/京極義昭/イシイサトシ/幸田直子/荻原弘光/堀剛史/薄谷栄之
脚本:金春智子/池田眞美子/鏑木ひろ/長沼範裕
美術監督:竹田悠介/岡本春美
キャラクターデザイン:柴田由香
主なキャスト:黒沼爽子(CV能登麻美子)/風早翔太(CV浪川大輔)/矢野あやね(CV沢城みゆき)/吉田千鶴(CV三瓶由布子)/真田龍(CV中村悠一)
製作:「君に届け」製作委員会/「君に届け 2ND SEASON」製作委員会


おすすめ恋愛アニメ2 『アオハライド』TVシリーズ

中学時代に大人しくしていたことが原因で、他の女子生徒に嫌われてしまった主人公の吉岡双葉。誰も知り合いがいない高校に入学してからは、女子に嫌われないよう、わざとガサツで大ざっぱな女性を演じていました。そんな双葉のクラスに、中学時代に恋心を抱いていた馬渕洸が転校してきて……。

本作は『別冊マーガレット』に掲載されていた人気漫画。実写映画化もされました。アニメでは原作の途中までが描かれています。双葉と洸の恋愛だけでなく、そこに洸の難しい家庭の事情や他のキャラクターの恋なども絡みますが、とにかくテンポが良いので飽きずに楽しめるのが特徴。恋愛もの特有のドロッとした要素はほぼなく、爽やかで純粋な高校生の恋愛と青春を楽しめるアニメです。リアルに描かれた思春期の女の子の心情も共感してしまうでしょう。

本放送:2014年7月8日-9月23日
原作:咲坂伊緒
監督:吉村愛
作画監督:井川麗奈/立川聖治/飯山菜保子/藤城香奈/宮崎瞳/萩原祥子/今野幸一/杉藤さゆり/森田実/針場裕子/久原陽子/黄瀬和哉/渡辺まゆみ/中村純子/UNION CHO/中山知世/角谷知美
脚本:金春智子/山田由香/平見瞠
美術監督:金子雄司
キャラクターデザイン:井川麗奈
主なキャスト:吉岡双葉(CV内田真礼)/馬渕洸(CV梶裕貴)/槙田悠里(CV茅野愛衣)/村尾 修子(CV小松未可子)/田中陽一(CV平川大輔)
製作:アニメ「アオハライド」製作委員会


おすすめ恋愛アニメ3 『僕等がいた』TVシリーズ

高校1年生の高橋七美は、誰もが好きになる人気男子・矢野元晴が嫌いでした。ホームルームで彼にうそをつかれ、恥ずかしい思いをさせられたことがあったからです。しかし矢野と何度も接しているうちに彼の優しさに引かれ、気付けば彼に恋していました。そんなとき、七美は矢野が過去に恋人を事故で失っているということを知り……。

少女漫画雑誌『ベツコミ』で2002年から2012年まで連載された作品。吉高由里子さん主演で実写映画化されたこともあります。アニメでは原作の中盤、七美と矢野が付き合い、そして離れ離れになるまでの切ない恋愛が描かれています。ひたむきな七美と苦しい過去を持つ矢野。近づいては離れてを繰り返すじれったい恋愛に心を揺さぶられます。

本放送:2006年7月5日-12月27日
原作:小畑友紀
監督:大地丙太郎
作画監督:白井伸明/荒尾英幸/川島勝/新井伸浩/氏家嘉宏/小関雅/今泉賢一/飯野利明/吉田咲子/服部一郎/林明美/音地正行/西位輝実/薗部あい子/金一基/山縣亜紀/志賀道憲/村上直紀/都築裕佳子/中野彰子/重松しんいち/明珍宇作
脚本:小川みづき/山田由香/池田眞美子
美術監督:柴田千佳子
キャラクターデザイン:白井伸明
主なキャスト:高橋七美(CVささきのぞみ)/矢野元晴(CV矢崎広)/竹内匡史(CV川久保拓司)/山本有里(CV中山恵里奈)
製作:「僕等がいた」製作委員会


おすすめ恋愛アニメ4 『ハチミツとクローバー』TVシリーズ

美術大学に通う竹本祐太は、同じアパートに住む美大仲間たちと楽しいキャンパスライフを送っていました。そんなある日、竹本は桜の木の下で不思議な雰囲気を持つ花本はぐみと出会います。竹本は彼女のかわいらしさに一瞬で恋に落ちてしまい……というストーリー。

羽海野チカによる同名漫画が原作。「ハチクロ」の通称で愛され、アニメだけでなく実写映画やテレビドラマも制作されました。本作は美術大学を舞台にした青春群像劇。竹本やはぐみといった登場キャラクターたちは、恋愛だけでなく自分の将来や生き方などについても葛藤し大いに悩みます。ドラマ性が非常に高く、つい引き込まれてしまう作品です。

本放送:2005年4月14日-9月29日/2006年6月29日-9月14日
原作:羽海野チカ
監督:カサヰケンイチ/長井龍雪(2期)
作画監督:都築裕佳子/舛田裕美/山下祐/相坂直紀/岡野幸男/吉田隆彦/橘秀樹/梶谷光春/竹内哲也/牧野大介/矢上孝一/井嶋けい子/櫻井親良/小川浩司/杉本功/河野真貴/いしはらよしはる/住本悦子/島村秀一/中野彰子/川田剛/加藤万由子/福田道生/野村芙沙子/兵渡勝
脚本:黒田洋介
美術監督:柴田千佳子
キャラクターデザイン:島村秀一
主なキャスト:花本はぐみ(CV工藤晴香)/竹本祐太(CV神谷浩史)/真山巧(CV杉田智和)/森田忍(CVうえだゆうじ)/山田あゆみ(CV高橋美佳子)/花本修司(CV藤原啓治)
製作:ハチクロ製作委員会


おすすめ恋愛アニメ5 『ママレード・ボーイ』TVシリーズ

高校2年生の小石川光希は、ある日両親から離婚することを告げられます。話を聞けば、旅先で出会った松浦夫婦とお互いが恋に落ちたため、お互いのパートナーを交換し、全員で一緒に暮らすというのです。光希はこの奇妙な家族関係に困惑しつつも、一緒に暮らすことになった松浦夫婦の息子・松浦遊のことが気になり始めるのでした。

『りぼん』で1992年から1995年まで連載された作品。アニメは1994年から1年半放送されました。少女漫画らしい大胆な展開で物語は始まりますが、実はそのめちゃくちゃな設定が重要なポイント。光希と遊の恋愛は複雑かつ難しいものになっていくのです。お互いに恋のライバルが登場したり、離れ離れになるなど少女漫画の王道といえる展開がこれでもかと詰め込まれています。安心して楽しめる作品といえるでしょう。

本放送:1994年3月13日-1995年9月3日
原作:吉住渉
シリーズディレクター:矢部秋則
作画監督:馬越嘉彦/川村敏江/佐藤道雄/河野宏之/青山充/入好さとる/加々美高浩/伊藤智子/木下勇喜/嶋川竜太郎
脚本:松井亜弥/影山由美/野呂昌史/吉村元希
美術デザイン:千田国広
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
主なキャスト:小石川光希(CV國府田マリ子)/松浦遊(CV置鮎龍太郎)/須王銀太(CV金丸淳一)/秋月茗子(CV山崎和佳奈)/鈴木亜梨実(CV久川綾)
製作:ABC/ASATSU/東映


おすすめ恋愛アニメ6 『true tears』TVシリーズ

絵本作家を目指す高校生・仲上眞一郎。彼には「両親を亡くした幼なじみの湯浅比呂美と一緒に暮らしている」という複雑な家庭環境があり、比呂美との関係で悩みを抱えていました。ある日眞一郎は、涙を流すことができなくなった少女・石動乃絵と出会います。その出会いがきっかけで眞一郎は家族のこと、幼なじみのこと、そして自分の将来のことと向き合い、悩み、そして成長していくのでした。

2008年に放送された悩み多き高校生たちの青春群像劇。複雑な悩みを持つ眞一郎の苦悩や葛藤、そしてヒロインである乃絵と比呂美との恋愛模様が描かれています。登場人物たちが思春期にありがちなわがままで勝手な言動を取るシーンも多く、これが実にリアル。心理描写も嫌らしい部分まで緻密に描かれています。まるで恋愛小説を読んでいるような感覚になれる作品といえます。

本放送:2008年1月5日-3月29日
原作:La'cryma
監督:西村純二
作画監督:関口可奈味/許宰銑/吉田優子/鈴木美咲/金鍾学/權允姫/川面恒介/岡辰也/池田克己
脚本:岡田麿里/西村ジュンジ/森田眞由美
美術監督:竹田悠介/篠原理子
キャラクターデザイン:関口可奈味
主なキャスト:仲上眞一郎(CV石井真)/石動乃絵(CV高垣彩陽)/湯浅比呂美(CV名塚佳織)/安藤愛子(CV井口裕香)/野伏三代吉(CV吉野裕行)
製作:true tears製作委員会


おすすめ恋愛アニメ7 『恋旅~True Tours Nanto』

彼女と別れることになった男性が、彼女と最後に思い出の場所を巡る旅に出る「耀司と千晶編」。幼なじみ同士がこれまで意識していなかったお互いの特別な感情に気付く「晴喜と葵編」。レジャー施設で働く男性とモータースポーツが好きな女性との片思い恋愛話の「匠と夏子編」の3編で構成されているアニメ短編集。

本作は、富山県南砺市が地元のPRのためにアニメ制作会社『ピーエーワークス』に制作を依頼した作品。同社が制作した、同じく南砺市が舞台の『true tears』のスタッフ・出演者が再び集まって制作されました。各編ともに南砺市内の各地区が舞台となっており、どれもど真ん中ストレートの恋愛ストーリーに仕上がっています。各ストーリー1話5分の前後編(全6話)と見やすいのも特徴です。

公開日:2013年4月28日
監督:西村純二
作画監督:相馬満/竹下美紀/大高美奈
脚本:岡田麿里/西村ジュンジ
美術監督:竹田悠介
キャラクターデザイン:吉田優子
主なキャスト:須川耀司(CV増田裕生)/逢沢千晶(CV名塚佳織)/横川晴喜(CV吉野裕行)/新藤葵(CV高垣彩陽)/西匠(CV石井真)/石倉夏子(CV井口裕香)
製作:南砺市
※本作は南砺市限定視聴のアニメです。視聴するには南砺市を訪れましょう。


おすすめ恋愛アニメ8 『たまこラブストーリー』

東京の大学へ進学することを決めた高校3年生の大路もち蔵。これを機に、小さいころから恋心を抱いている幼なじみの北白川たまこに自分の気持ちを伝えます。しかし突然の告白にたまこは動転してしまい逃走。仲の良かった二人の関係は微妙になってしまい……。

テレビアニメ『たまこまーけっと』の続編として製作された劇場用映画作品です。テレビシリーズでももち蔵はたまこにアプローチを仕掛けていましたが、鈍感なたまこは全く気付かず進展なしでした。しかし劇場版でついに二人の恋が動き始めます。これでもかというくらいピュアな10代の恋愛。大人が見るとまぶしくてたまりません。恋愛要素はほとんどありませんが、テレビシリーズから見るとさらに楽しめます。

公開日:2014年4月26日
原作:京都アニメーション
監督:山田尚子
作画監督:堀口悠紀子/丸木宣明/引山佳代
脚本:吉田玲子
美術監督:田峰育子
キャラクターデザイン:堀口悠紀子
主なキャスト:北白川たまこ(CV洲崎綾)/大路もち蔵(CV田丸篤志)/デラ・モチマッヅィ(CV山崎たくみ)/常盤みどり(CV金子有希)/牧野かんな(CV長妻樹里)/朝霧史織(CV山下百合恵)/北白川豆大(CV藤原啓治)/北白川あんこ(CV日高里菜)/北白川福(CV西村知道)
製作:うさぎ山商店街


おすすめ恋愛アニメ9 『凪のあすから』TVシリーズ

古来から海に住む人間と陸に上がった人間が住む世界があり、陸と海に分かれた人類の世界が舞台となった物語です。先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要の4人の少年少女は仲良く海の中で暮らしていましたが、中学校が廃校になり、陸の世界の学校に通うようになります。海と陸、それぞれに暮らす人間の気持ちの違いを知りながら少年少女は生活します。

そんな中、光の姉・あかりが陸の人間・潮留至と結婚することになり、事態は大きく動くのでした。海の少年少女たちが暮らす汐鹿生(しおししお)の村では、陸の人間と結ばれることはタブーだったからです。

作品は1部と2部に分かれており、詳しくはネタバレになりますが、2部に入ると物語の「色」が大きく変わります。引き込まれるストーリーと最後まで分からない展開も魅力ですが、全編を通して描かれているのは少年少女の揺れる感情。最後まで見終われば、きっと人を愛することの大切さをあらためて気付かせてくれるでしょう。

本放送:2013年10月3日-2014年4月3日
原作:Project-118
監督:篠原俊哉
脚本: 岡田麿里/横手美智子/吉野弘幸/和場明子/根元歳三/西村ジュンジ
作画監督:阿部千秋/皆川一徳/宮下雄次/金起杜/高橋英樹/佐藤友子/山本径子/小谷杏子/小島明日香/杉光登/清水恵蔵/西畑あゆみ/石井百合子/川口千里/川面恒介/大東百合恵/竹下美紀/竹内由香里/中野由香/頂真司/嶋田和晃/徳川恵梨/桝井一平/明珍宇作/野田康行/鈴木海帆/宮下雄二
美術監督:東地和生
キャラクターデザイン:ブリキ(原案)/石井百合子
主なキャスト:先島光(CV花江夏樹)/向井戸まなか(CV花澤香菜)/比良平ちさき(CV茅野愛衣)/伊佐木要(CV逢坂良太)/木原紡(CV石川界人)/潮留美海(CV小松未可子)/久沼さゆ(CV石原夏織)/先島あかり(CV名塚佳織)/潮留至(CV間島淳司)
製作:凪のあすから製作委員会


おすすめ恋愛アニメ10 『秒速5センチメートル』

新海誠監督による劇場公開作品で、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」という三つの短編連作で描かれる恋の物語です。東京の小学校に通う遠野貴樹と篠原明里の二人はお互いに引かれ合っていましたが、明里は小学校を卒業すると栃木県に引っ越してしまいます。二人は文通で気持ちをつなぎますが、貴樹の方が鹿児島県に引っ越すことになってしまいます。貴樹は遠く離れてしまう前にと、明里に会いに行くのですがあいにくその日東京は大雪。「桜花抄」では二人の再会と切ない別れが描かれます。

続く「コスモナウト」では、引っ越してきた貴樹に恋する少女・澄田花苗が登場し、その恋が描かれます。花苗は中学2年生のときに引っ越してきた貴樹をずっと好きだったのですが、告白できずにいたのです。高校卒業後、東京の大学へ進学する貴樹に告白しようと決意しますが……。そして、最後の「秒速5センチメートル」では、明里を忘れられない貴樹の恋の決着が描かれます。忘れられない異性の影を引きずってる人は心をわしづかみにされる作品なのです。

公開:2007年3月3日
原作:新海誠
監督:新海誠
脚本:新海誠
作画監督:西村貴世
美術監督:新海誠
キャラクターデザイン:西村貴世
主なキャスト:遠野貴樹(CV水橋研二)/篠原明里(CV近藤好美、CV尾上綾華)/澄田花苗(CV花村怜美)/水野理紗(CV水野理紗)


おすすめ恋愛アニメ11 『言の葉の庭』

新海誠監督による劇場公開作品。靴職人を目指す高校生・秋月孝雄(タカオ)と、雨の日に庭園で知り合った年上の女性・雪野百香里(ユキノ)との恋を描いた作品です。雨の庭園で二人はゆっくりと親しくなっていきます。ユキノは高校の古文の先生で、生徒の嫌がらせで退職しなくてはならなくなります。そして、タカオはユキノに地元・四国に帰る旨を伝えられるのですが……。

この作品では、情感たっぷりに描かれる雨のシーンが見る者の心を捉えて放しません。また、タイトルどおり「言の葉」が大きな意味を持っています。ユキノが古文の先生で、彼女によって語られる万葉集の恋歌がこの作品を素晴らしいものにしています。まだ青い高校生の、大人の女性への切ない恋心を見事に切り取ってみせた作品といえるのではないでしょうか。

公開:2013年5月31日
原作:新海誠
監督:新海誠
脚本:新海誠
作画監督:土屋堅一
美術監督:滝口比呂志
キャラクターデザイン:土屋堅一
主なキャスト:秋月孝雄(CV入野自由/CV関根航・子供時代)/雪野百香里(CV花澤香菜)/タカオの母(CV平野文)/秋月翔太(CV前田剛)/寺本梨花(CV寺崎裕香)
制作・著作:新海クリエイティブ/コミックス・ウェーブ・フィルム


おすすめ恋愛アニメ12 『一週間フレンズ。』TVシリーズ

藤宮香織には「1週間たつと友達の記憶が消えてしまう」という悩みがありました。月曜日になると友達が分からなくなってしまうのです。この香織を好きになってしまった長谷祐樹は、その理由を知った後でも何とか彼女との関係を築こうと四苦八苦します。

親友の桐生将吾、山岸沙希も巻き込み、彼らとの親交によって徐々に香織の状態も好転するのですが、そこに九条一という香織と小学校時代に同級生だった転校生がやって来て……というストーリーです。登場するキャラクターがピュアで、見ていて気持ちがいい! というのが本作の特徴です。ほんわかとした雰囲気と絶妙なゆるさ加減で、癒やし系の恋愛アニメと評する人もいらっしゃるほど。キュンと切なくなるシーンとのギャップもたまらない作品です。

原作漫画は4コマ形式と普通のストーリー形式をミックスした独特のスタイルとなっています。またコミックスは累計100万部を突破しており、実写映画化が決定しています。

本放送:2014年4月7日-2014年6月22日
原作:葉月抹茶
監督:岩崎太郎
脚本:菅正太郎/國澤真理子/清水恵
総作画監督:山崎絵里
美術:伊藤聖
キャラクターデザイン:山崎絵里
主なキャスト:長谷祐樹(CV山谷祥生)/藤宮香織(CV雨宮天)/桐生将吾(CV細谷佳正)/山岸沙希(CV大久保瑠美)/芹沢舞子(CV角元明日香)/西村 藍(CV田辺留依)/九条 一(CV浅沼晋太郎)/藤宮 志穂(CV中原麻衣)/井上 潤(CV間島淳司)
製作:「一週間フレンズ。」製作委員会


おすすめ恋愛アニメ13 『耳をすませば』

月島雫は中学生3年生の女の子。進路を決めなければなりませんが、いまひとつ自分の気持ちが決め切れません。そんなとき、読書が好きな彼女は図書館の貸し出しカードの中に天沢聖司という名前を見つけます。自分が借りた本には必ずその名前があるのでした。

天沢聖司に興味を持った雫は、ある日ネコを見つけ、そのネコに導かれるままアンティークショップに入ります。アンティークショップを経営する老人の孫がなんと天沢聖司だったのです。聖司は将来バイオリン職人になる夢を持っていて、店の地下工房で修行をしていました。雫と聖司は次第に心を通わせていき……というストーリーです。

若い恋をあくまでも爽やかに描いた作品で、二人のピュアな思いに胸を打たれます。自分の中学時代をつい振り返ってしまう人も多いのではないでしょうか。ちなみに、同作は『りぼん』に掲載された柊あおい先生作の同名漫画を基にしています。

*……この作品で監督を務められた近藤喜文さんは1998年大動脈解離のため逝去されました。本作、またスタジオジブリの諸作品をはじめ多くの作品で仕事をされた偉大なアニメーターでした。本作が最初で最後の長編監督作品になりましたが、その功績は永遠です。

公開:1995年7月15日
原作:柊あおい
監督:近藤喜文
脚本:宮崎駿
作画監督:高坂希太郎
美術監督:黒田聡
主なキャスト:月島雫(CV本名陽子)/天沢聖司(CV高橋一生)/月島靖也(CV立花隆)/月島朝子(CV室井滋)/月島汐(CV山下容莉枝)/フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(CV露口茂)/西司朗(CV小林桂樹)
製作:耳をすませば製作委員会(徳間書店、日本テレビ放送網、博報堂、スタジオジブリ)


おすすめ恋愛アニメ14 『CLANNAD -クラナド-』TVシリーズ

高校3年生の岡崎朋也は、幼いころに母親を亡くして父親との2人暮らし。バスケットボールの特待生として高校に入学しましたが、父親とのけんかで負傷、その傷がもとで選手生命を絶たれてしまいました。父親とうまくいかず、不良となった朋也は周囲と折り合いも悪く、そのため自分のいる町を嫌って毎日に意味を見いだせません。

そんなとき彼は古河渚という少女と出会います。渚は演劇部を再建するという夢を持っていました。朋也は渚の夢に協力する中、人との交流を深めていきます。朋也が周囲との絆を確かに感じられる自分へと成長していく姿は、見る人の胸を熱くします。毎日がかけがえのない時間であるとあらためて知らせてくれる作品です。本作だけでなく、本作のその後を描いた第2期『CLANNAD ~AFTER STORY~』も泣ける恋愛アニメとして高い評価を得ています。

本放送:2007年10月4日-2008年3月27日
原作:Key/ビジュアルアーツ
監督:石原立也
脚本:志茂文彦
総作画監督:池田和美
美術監督:篠原睦雄
キャラクターデザイン:池田和美
主なキャスト:岡崎朋也(CV中村悠一)/古河渚(CV中原麻衣)/藤林杏(CV広橋涼)/一ノ瀬ことみ(CV能登麻美子)/坂上智代(CV桑島法子)/伊吹風子(CV野中藍)/宮沢有紀寧(CV榎本温子)/藤林椋(CV神田朱未)/春原陽平(CV 阪口大助)
製作:光坂高校演劇部、TBS


おすすめ恋愛アニメ15 『ちはやふる』TVシリーズ

小学6年生の女の子・綾瀬千早は、競技かるたで名人になる夢を持ちます。それまでは「自分の姉が日本一のモデルになること」が夢だったのですが、転校生・綿谷新に、夢は自分のことでないと、と諭されたからです(笑)。新の競技かるたへの取り組みに打たれた千早は、幼なじみの真島太一と一緒に競技かるたの世界に魅せられていき……。

競技かるたをメーンに、青春真っただ中の高校生男女の熱い友情、そしてもどかしい恋がちりばめられた物語。本作は特に心理面の描写が秀逸で、かるたに対する思い、そして登場人物の恋心も緻密に描かれています。これに見ている側は共感し引き込まれます。原作はまだ完結していませんので、アニメも最後まで描かれていません。千早の恋はどうなるのか今後が楽しみな作品といえるでしょう。

本放送:2011年10月4日-2012年3月27日
原作:末次由紀
監督:浅香守生
脚本:加藤綾子/柿原優子/高山直也/森山あけみ/川嶋澄乃/鈴木智
作画監督:濱田邦彦/片山みゆき/島崎克実/渡部裕子/田崎聡/竹内由香里/大舘康二/斉藤弘樹/青木里枝/菅井翔/小松麻美/市野まりあ/山口真未/佐藤友子/今村大樹/高田晴仁/後藤孝宏/原田峰文/元昌喜/金錦樹/宮前真一/関口雅浩/永吉隆志/つなきあき
美術監督:清水友幸
キャラクターデザイン:濱田邦彦
主なキャスト:綾瀬千早(CV瀬戸麻沙美)/真島太一(CV宮野真守/CV高垣彩陽・小学校時代)/綿谷新(CV細谷佳正/CV寺崎裕香・小学校時代)/大江奏(CV茅野愛衣)/西田優征(CV奈良徹)/駒野勉(CV代永翼)
製作・著作:バップ、日本テレビ

「これは見ておくべき!」というおすすめの恋愛アニメをピックアップしてご紹介しました。誰かと見るのもいいですが、ピュアな恋愛模様にジタバタしたい人は一人で見るのがおすすめです(笑)。

(中田ボンベ@dcp)

「胸キュンが止まらない! おすすめ恋愛アニメ15選」のページです。デイリーニュースオンラインは、ときめきマンガ・アニメジブリ胸キュン恋人カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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