意外にも40年の歴史を持つスマートウォッチ。大衆に受け入れられる時は来るのか? (2/2ページ)

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取り扱い説明書は、102ページにわたる大作で多機能すぎた感も否めない。
また、バッテリーもボタン電池を3つ必要とし、近年のスマートウォッチがたびたび指摘される“燃費の悪さ”と重なる部分もある。
値段は695ドル(約8万5千円)と、高級腕時計よりは安いものの、手の届きにくい価格だったと考えられる。
■ 日本の企業からも続々とリリースされた
この後1984年にはセイコーから世界初となるリストコンピューター『UC-2000』が発売される。
こちらのモデルは“腕コン”の愛称が示す通り、BASICがCPUに搭載され、別売りのコントローラやキーボードに無線方式でデータ転送ができるようになっている。
またエプソンからも1984年に『RC-20』が発売。汎用8ビットのCPUが搭載され、メモ機能やカナ入力でのスケジュール帳の作成ができる。
1990年代にもポケベルと連動した端末や、Outlookと連携できる端末が数々とリリースされていった。
最近では毎日のように、様々な企業から、スマートウォッチや腕時計型端末のリリース情報が、ニュースに流れてくる。しかしこれは今に始まったことではなく、1970年代から脈々と続いている歴史なのである。
40年の月日が経っても、スマートウォッチがスマートフォンのように人々の生活になじまないのは、(筆者の雑感ではあるが)手首に何かを巻いてデータのやりとりをしたり、トラッキングをしたりというような使い方は、もちろん一部のユーザーには受け入れられるものの、多くの人はそのような体験を求めていないからではないだろうか。
悲しいかな、時計は“時間を知る”ということ以外、人々は求めていないのかもしれない。
【参考・画像】
※ Historical Perspectives Meet The Very First Smartwatch: Behold The HP-01, from Hewlett-Packard – HODINKEE